ワーキングホリデー。
それは、海外で就労・就学・旅行などをしながら滞在することができる制度のことです。
その国の言語や文化を肌で感じながら仕事をしたり、国中を旅したり、人とのコミュニケーションを楽しんだりなど、日本ではできない貴重な経験ができるんです!
そんな魅力的なワーホリに行くために必要なものが「ビザ」。
「ワーキングホリデービザって何?」
「ワーキングホリデービザはどうやって申請するの?」
そんな疑問をお持ちの読者様のために、この記事では「ワーキングホリデービザ」について詳しく解説していきます。
目次
ワーキングホリデービザって何?
ワーキングホリデービザとは簡単に言うと、「希望する国へワーキングホリデーに行く権利を取得したという証明」のことです。
このビザがなければワーキングホリデーに行くことはできないので、非常に重要であり大切なものだということを覚えておいて下さい。
ワーキングホリデービザを取得するためにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。
そして訪れたい国の窓口(移民局や大使館)に申請し、その国に認められて、初めて「ビザ」を得ることができるのです。
ビザの申請ができるのは、18歳以上30歳以下(申請時)の青年です。
オーストラリア、カナダ、韓国は18歳以上25歳以下ですが、双方の政府当局が認める場合は30歳以下であれば可能です。
アイルランドは18歳以上26歳以下であれば申請できます。
基本的に滞在期間は1年ですが、イギリスは2年間、オーストラリアは条件が揃えば最長3年間滞在可能です。
ワーキングホリデービザに上限はあるの?
現在、ワーキングホリデーとして訪れることができるのは、日本と協定を結んでいる「24ヵ国」です。
自分の目的や好みに合った国を選ぶことができるのですが、ここで注意しなければならないのがビザの「発給数」です。
国によっては、1年間に日本からのワーキングホリデー利用者を受け入れる人数に上限を設けています。
上限は以下のようになっています。
- オーストラリア 上限なし
- ニュージーランド 上限なし
- カナダ 6,500
- 韓国 10,000
- フランス 1,500
- ドイツ 上限なし
- イギリス 1,000
- アイルランド 400
- デンマーク 上限なし
- 台湾 10,000
- 香港 1,500
- ノルウェー 上限なし
- ポルトガル 上限なし
- ポーランド 500
- スロバキア 400
- オーストリア 200
- ハンガリー 200
- スペイン 500
- アルゼンチン 200
- チリ 200
- アイスランド 30
- チェコ 400
- リトアニア 100
- スウェーデン 不明
上限を設けていても達することがない国も多いですが、イギリスは人気が高くすぐにオーバーしてしまうようです。
それだけ本格的な英語に触れたい、学びたいと思っている人が多いということでしょう。
イギリスのワーキングホリデーについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご覧下さい。
ワーキングホリデービザはひとつの国に対し、一度しか使用できません。
また、ビザの発給は日本国内のみです。
海外滞在中に他の国へのワーホリビザを取得することはできないので、気をつけてください。
ワーキングホリデービザの申請方法は?
国によってワーキングホリデービザの発給数が違うように、申請条件や申請方法も違います。
情報は変わる可能性があるので、必ず希望する国の最新情報を確認するようにして下さい。
最新情報は駐日外国公館(台湾は公益財団法人交流協会)や移民局のHPで確認できます。
ただし、その国の言語表記のしかされていないHPもあるので注意が必要です。
- オーストラリア オーストラリア内務省
- ニュージーランド ニュージーランド移民局
- カナダ カナダ政府公式サイト
- 韓国 大韓民国大使館
- フランス フランス大使館
- ドイツ ドイツ連邦共和国大使館
- イギリス(ワーキングホリデーではなくYouth Mobility Scheme と表記) イギリス大使館
- アイルランド アイルランド大使館
- デンマーク デンマーク移民局
- 台湾 一般社団法人 日本台湾交流協会
- 香港 香港移民局
- ノルウェー ノルウェー入国管理局
- ポーランド ポーランド大使館
- ポルトガル ポルトガル大使館
- スロバキア(HPにワーキングホリデーについての記載はなく、直接問い合わせる必要があります スロバキア大使館
- オーストリア オーストリア大使館
- ハンガリー ハンガリー大使館
- スペイス スペイン大使館
- アルゼンチン アルゼンチン大使館
- チェコ チェコ共和国大使館
- チリ チリ大使館
- アイスランド アイスランド入国管理局
- リトアニア ビザ申請センター
- スウェーデン スウェーデン移民局
韓国・ポルトガル・スペインはHPの安全性が確認できていないため、リンクをつけていません。
ワーキングホリデービザの申請方法は「WEB申請」と「大使館に申請」の2種類に分かれます。
申請からビザが下りるまで数日程度で済む場合もあれば、数か月かかる場合もあるようです。
現地で語学学校を利用する場合は、留学エージェントが無料でビザ申請を代行してくれます。
しかし、現地の語学学校へ通う予定がない人は、基本的には自分でビザの申請をする必要があります。
出来るかちょっと不安かも。
ワーキングホリデービザを自分で申請する場合
自分で申請する場合、まずは訪れたい国の最新の公式情報を確認し、申請に必要なものをそろえていきます。
ビザ申請のやり取りは訪れたい国の第一言語で行われ、提出用の書類も訪れたい国の第一言語または英語で記載する必要があります。
これはネット申請の場合も、大使館に提出する場合も同じです。
ビザ申請のための取り組みには、特に「リーディング力」や「ライティング力」が必要になるのでワーキングホリデーに行く前の語学力試しにちょうど良いかもしれませんね。
それに、自分で調べながら申請に向き合う姿勢は、ワーキングホリデーに行ってから非常に役立つんですよ。
ただし、自分でビザを申請するのは大変な作業です。
書類の不備があったり、相手国とのやり取りが上手くいかなったりすると、修正に時間がかかったり、追加の文書が必要となることもあります。
手間を増やさないためにも申請内容をしっかり理解し、慎重に取り組みましょう。
また、申請後の処理も国によって違い、スムーズにビザが下りない可能性もあります。
「ワーキングホリデーに行く!」と決めたら、ビザの申請は早めにしておきましょう。
余裕を持って、出発予定日の半年前には申請することをオススメします。
読者様自身の力でワーキングホリデービザの申請ができれば、自信になりますよ。
ワーキングホリデービザの申請をエージェントにお願いする場合
スムーズにビザ申請を進めたい読者様には、留学エージェントによる代行申請がおすすめです。
経験豊富なプロがワーキングホリデービザを代行申請してくれるので、安心して任せられます。
あれこれ迷うことなく申請できるので時間の節約にもなりますね。
ただし、エージェントを使用する場合は費用がかかります。
費用の相場はエージェントや国によって違いますが、ビザ申請のみであれば5000円~3万円程度といったところです。
この費用にはビザ申請だけではなく、ワーキングホリデーに関する様々なアドバイス料が含まれている場合が多いです。
分からないことが質問できるので安心できますね。
エージェントによるビザの代行申請を活用すれば、効率よくスムーズに準備ができますよ。
国によってはビザを代行申請してくれるエージェントがない場合もあります。
ワーキングホリデービザで海外へ羽ばたこう!
読者様がワーキングホリデーでしてみたいことは何ですか?
「オーストラリアの自然に触れながら英語の勉強がしたい。」
「ノルウェーで本場の北欧雑貨に囲まれたい。」
「オーストリアで音楽や芸術に触れたい。」
など、様々な目標や希望があるでしょう。
ワーキングホリデービザの申請がスムーズにできれば、その目標・希望達成にググっと近づきます。
ご自身で申請される場合には、しっかり下調べをし、時間に余裕を持って申請してくださいね。
ワーキングホリデービザは、読者様を希望の国へと羽ばたかせてくれる翼のようなもの。
海外で異文化に触れながらのワーホリ生活を思いっきり楽しんでください!
ワーキングホリデーの準備についてはこちらの記事で詳しく説明しているのでぜひご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。