学生のころからの憧れ、海外への語学留学!
学校も卒業し、就職もしたけれど、このまま憧れで終わらせたくない!
でも、英語が話せない私が海外に行って大丈夫なの?
私が通える語学学校ってあるのかな?
学校に通う以外で英語を学ぶ方法ってないのかな?
今さら聞けない留学の基本的な話から、大人だからこそ気になる疑問まで。
語学留学に関する疑問にお答えしていきます!
目次
留学に必要なビザの種類って?
「海外へ行く」というと必ず聞く言葉「ビザ」。
留学を考えている人なら一度は耳にしたことがあるはず。
そもそもビザってなに?
パスポートとは違うものなの?
名前は知っているけど今さら人には聞けないし…
そんな方のために、まずは留学する上で必要なビザについて分かりやすく説明していきます。
パスポートとビザの違いは?
パスポート(旅券)とは、「国際的な身分証明書」のこと。
日本の場合は、外務省から発行されます。
海外に行くときに必ず必要なものです。
ビザ(査証)とは、「自分が行く国が発行する入国許可書」のこと。
ビザを発行してくれるのは、渡航先の国の大使館や領事館。
発行されたビザはパスポートにスタンプを押される場合とシールなどを貼りつけられる場合もあります。
ビザは、外国側が「あなたは入国してもいいよ~」の入国許可書。
留学で必要なビザの種類
【学生ビザ】
渡航先の大学や語学学校に通って勉強することを目的に発行されるビザのこと。
–労働禁止・労働時間の制限がある国もあります。
【観光ビザ】
観光を目的に発行されるビザのこと。
-3か月未満であればビザ申請が不要な国もあります。
【ワーキングホリデービザ】
その国で働くことが認められているビザのこと。
(「働くことが目的」のビザではなく、あくまでも「ホリデー」ビザです。)
-国によっては何か月か学校に通うことが可能な場合もあります。
-国によっては労働期間(〇か月までなど)が決まっている国もあります。
・申請取得までに時間がかかる
学生ビザの申請書類は、留学先の学校の入学証明書など留学の受入れが可能なことを証明する書類が必要なことがほとんどです。
また、書類を持って申請に行ったとしても、その場ですぐにビザが下りるとも限りません。
海外の方とのやり取りになりますので、必要な書類がすぐには送られてこない…、必要な書類がどんなものなのかを相手に分かるように説明できないなど、なかなか難しいです。
また、時には原本が必要となると国際郵便で送ってもらうなど、国によっても違ってきます。
書類の準備だけでも大変ですので、何か月か前から余裕を持って準備を始めることをおすすめします。
※最新情報や必要書類については、自分が行きたい国の大使館/領事館のサイトを必ず確認してください
手続き方法(一般的な学生ビザ申請の手順)
①パスポートの手配
お住まいの各自治体のパスポートセンターで申請できます。
必要書類や申請場所についてはお住まいの都道府県のホームページより確認してください。
(申請から発行まで1~2週間。連休をはさんでいると更に時間がかかることもあるので注意。)
②留学先のビザ発給要件を調べる
各国の大使館のホームページを確認してください。
一番、確実で最新の情報が得られます。
ビザ申請に必要な書類や発給要件は変わることもありますのでご注意ください。
③申請に必要な書類を集める
留学先の学校が決まると、大体の場合、その学校から指示があるのでその指示に従って準備してください。
書類によってはすぐに準備できるものもあれば、場合によっては1~2か月など時間がかかるものもありますので、余裕を見て準備する必要があります。
ビザ申請+必要書類の準備には時間がかかることを覚えておきましょう。
④ビザ申請をする
主に各国の大使館や領事館でビザ申請はできますが、国によって様々です。
ただし、ビザ申請を受け付けていない領事館もあるので必ず確認しましょう。
皆さんもお気づきかと思いますが、ビザ申請~発給されるまでの方法や時間は国ごとで違いますので、渡航先の大使館のホームページを必ず確認してください。
1)国ごとに書類を確認・準備・提出
2)オンライン(申請予約が必要な場合もあります)または大使館、領事館などに申請
3)審査が通れば取得
⑤国によって追加書類を提出
申請後、国によっては追加書類が必要になる場合もあります。
追加書類の提出が必要な理由は、
・最初に提出した書類に不備
・提出しなければいけない書類が提出できていない
など様々です。
もちろん追加書類の提出を求められずにそのままビザが発給される人もいます。
書類を全て提出しないうちはビザが発給されないので、追加書類の提出を求められた場合には速やかに応じましょう。
⑥学生ビザ発給
申請が通れば待ちに待った学生ビザが発給されます。
発給されたビザは必ず確認してください。
名前やパスポート番号、滞在期間などに誤りがないか確認してください。
万が一、不備や間違いがあった場合は、必ずその場で係員に申し出てください。
後からの申し出だと受け入れられないこともあります。
ビザを受け取ったら準備終了!
ここまで紹介した手順はあくまで一般的な手順を紹介したものです。
国によって細かい手順は異なりますのでご注意ください。
また、ビザの申請手続きや必要書類は、国によっても違う場合もありますし変更されることもあります。
必ず、各国の大使館のサイトで最新情報を確認してから申請準備に取り掛かるようにしましょう。
語学学校はどうやって見つければいい?
留学というと、やはり気になるのは学校ですよね。
英語が話せない私が通える海外の学校ってどんなところがあるの?
日本人はいるの?
授業は全部英語なの?
どんな感じか分からないと不安になってしまいますよね。
まずは留学先の学校の雰囲気を調べる方法について見ていきましょう。
「行きたい国+都市+language school」で検索してみよう
パソコンやスマホで「行きたい国(カタカナ) 都市(カタカナ) language school」で検索すると色々な学校の情報が見られます。
「都市まで考えてない!」
「なんとなくこの国に興味がある!」
そんな方は、「行きたい国 language school」だけで検索してみてもOK。
スクールのシステム、料金、一クラスの人数、写真なども確認できるのでイメージがわいてくると思います。
今もし英会話スクールに通っているなら、そこの姉妹校がないか聞いてみる
もし今、日本で英会話スクールに通っているなら、そこで働いている外国人の先生に出身国がどんな感じか聞いてみると、ガイドブックやネットには載っていない地元民ならではの情報が聞けるかもしれません。
留学経験のある日本人スタッフ・受付の方に、
「どこの国に留学していたのか?」
「どんな学校に通っていたのか?」
「日本にある英会話スクールみたいな少人数タイプの語学学校なのか、それとも大学内にある大学進学準備の語学学校なのか?」
「どうしてその学校を選んだのか?」など、実際に留学経験者の声を参考にしてみるのも考える選択肢が増えていいと思います。
ちなみに、大学進学準備の語学学校に通ったとしても必ずしもその大学に進学しないといけないわけではありません。
希望のターム(学期)だけ通うことも可能な場合があります。
詳しくは興味のある学校のホームページをご確認ください。
友人が高校生の頃、当時通っていた英会話スクールの先生に「留学を考えている」と話したところ、カナダの姉妹校を紹介してもらい、念願だった語学留学の夢を達成!
自分が通っていた英会話スクールの姉妹校ということもあり、ご両親も安心して送り出してくれたそうです。
語学学校に通うメリットって何?
語学学校の雰囲気がなんとなくわかったところで、語学学校に通うメリットについてみていきましょう。
知り合い/友達ができる
「一人で海外」って、語学だけでなくいろいろと成長できるチャンスだと思います。
日本人だけでなく、英語を母国語としていない国からきている留学生が大勢います。
いろいろな国の人たちと知り合うことで、価値観の違いや日本という国のいいところ、疑問に感じるところに気づけたりして、日本にいた時には思いもしなかったことを考えるきっかけにもなります。
また、人間だれしも一人では生きていけません。「もしも」の時のためにも知り合いがいた方が安心ですよね。
いろいろな情報が得られる
それぞれの語学学校によって掲示される場所は違いますが、人が多く集まるスペースなどに色々な情報が貼りだされていることが多々あります。
たとえば、ルームシェアの情報だったり、帰国する人が家具家電などを安い金額で売り出していたりなど。
また少人数の語学学校の場合、先生から授業の中やランチ休憩中に地元の情報を教えてもらえることもあります。
海外の場合、「〇〇ストリートは夕方以降は通ると危険」「地元の人でも△△ストリートは一人では通らない」など、1ブロックしか違わないのに危険な通りがあったりもします。
観光ガイドなどにも載っていないことがあるので、こういった情報を得られるだけでも語学学校に通う価値はあるのではないでしょうか?
ホームステイ先を紹介してもらえる
語学学校でホームステイ先を紹介してくれる場合もあります。
中には、空港までホストファミリーが迎えに来てくれる場合もあります。
「留学」を目的とした場合、ホームステイをするとずっと英語だけの生活も可能です。
また折角、海外に来たのだから日本とは違う「その国ならではの家族の過ごし方」を経験するのもいいかもしれませんね。
留学先でホームステイはするべき?
留学するときに気になるのが滞在先ですよね。
その中でも、「ホームステイ」ってよく聞きますよね。
英語を話す機会が増えて上達の近道になると言われていたりするけど自分にできるか不安な人も多いのではないでしょうか?
ここからはホームステイについて詳しくみていきます!
英語が話せないけど大丈夫?
実際に海外に行ってみると、「英語が全くしゃべれない」という日本人に出会います。
「外国に行ったらどうにかなるかな~」
「日本で高いお金出して英語を勉強するより、海外に来た方が早く覚えられると思って」
時には勢いが大事な時もあります。
ただし、努力は必要です。
街を歩くとき、日本から持ってきた音楽を聴いて、日本人とばかり一緒にいて日本語ばかり話していては何年留学したとしても英語は話せるようにはなりません。
可能な限り英語を聞く。
暇なときにはテレビをひたすら見るだけでも勉強になります。
(だって英語の番組しかやっていないのだから)
通学時には周りの人たちの会話を盗み聞きしたり、聞き取れたフレーズを一人でいる時に呟いてみたり。
工夫次第でいくらでも英語の勉強になるのが語学留学なのだと思います。
そんな中で、ホームステイは日常で英語を話す絶好の機会ですよね。
せっかく留学に行くんですから、そういう場所に身を置いてみても良いのではないでしょうか。
ホームステイのメリットって?
留学先の一般のご家庭で一緒に生活するため、普通に生活するだけで自然な英語が身に付きやすいというのが最大のメリットだと思います。
また、現地の文化や生活習慣も学べるのもメリットの一つです。
留学の目的が「語学を学ぶこと」だったとしても、折角、日本から飛び出して違う国に来たのですから、いろいろな価値観を学べるチャンスがあるのであれば、そのチャンスを使わないのはもったいないと思いませんか?
あとは長期滞在する場合、風邪をひいてしまったり、体調を崩すことも考えられます。
海外で体調を崩すのは心細いものです。
そんな時、頼れる人が近くにいる安心さは大切なポイントだと思います。
お土産を持っていくにはどんなものがいい?
こけし・せんすといったいわゆる”ザ 日本”的なものもいいですが、意外と人気なのが日本のお菓子。
それも普通にスーパーやコンビニで売られているようなものです!
抹茶やきな粉味のお菓子などもいいですし、案外、スナック菓子のようなものも喜ばれます。
また、抹茶やハッカ、梅といった日本ぽい味のキャンディーはいろいろな場面で喜ばれます。
普段あなたがよくなめている飴をたくさん持っていってもいいですね。
ホストファミリーだけでなく学校で知り合ったお友達にあげるとそこから会話の糸口が広がるきっかけにもなります。
あと、あまり重い荷物にならずにすむのが「お茶」。
茶葉を持参してホストファミリーに振舞ってみてもいいかもしれません。
もし、余ってしまってもお友達が遊びに来た時や自分用に飲むなど、持っていっても困らないものの一つです。
会話のきっかけづくりに役立つのが、地元の物。
食べ物や特産品など地元の写真などを見せながら英語で説明すれば英語の練習にもなります。
日本にいる間に、英語で説明できるように準備もできます。
日本の調味料も役立つものの一つです。
留学先によっては日本の物を売っているお店もありますが、たいていの場合、金額が高いです。
お料理が得意な人は、日本料理を作ってホストファミリーに振舞ったり、ポットラックパーティー(持ち寄りパーティー)の時に日本料理を作るなど、いろいろと役に立ちますよ。
大人になってからの留学では英語以外でも得られるものは多い
ここまで留学に必要な手続きや学校についてみてきました。
結局、大人になってから留学に行くのってどうなの?と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
でも実は大人だからこそ留学で得られるものは多いのではないでしょうか?
その理由についてみていきましょう。
英語習得のやる気が違う
親の援助で語学留学を果たすのと、仕事をし目標や夢のためにコツコツとお金をためて海外に来るのとでは、そこにかける思いはやはり違ってきます。
もちろん、親からの援助だからと言って英語の勉強を怠っていいわけではありませんが、自分で仕事をして「海外で勉強したい!」と節約したお金を使ってでは、無意識でもやる気が違います。
大人になってから何かをする・仕事を辞めて新しいことに挑戦するって、10代の頃とはやはり違いますよね。
日本では出会うことのない日本人とも知り合える
日本でもいろいろな出会いはあると思いますが、仕事を始めると仕事関係であったり、学生の頃からのつながりが多いかと思います。
でも、海外で出会う日本の人たちは、今までの自分の中の価値観を変えてくれる人が多かったりもします。
例えば…
「所持金数万円でワーキングホリデーに来た男性」
お金が底をついたら帰るから、とファームステイや現地で知り合った人たちのお手伝いをしながら住むところや食べるものを得ながら数か月ニュージーランドで生活していました。
「夫婦で家と家財道具すべて売って、そのお金でワーキングホリデーに来たという20代ご夫婦」
ワーキングホリデーの年齢制限になる前に、子どもを授かるとこんなことはできないから今のうちに…と全てを売って来たという20代のご夫婦もいました。
他にも、有名大学卒業した人と同じ教室で同じ授業を受けたり、いろいろな職種の方と知り合えたりもします。
そんな出会いがあると、帰国後も自分の中の「こうあるべき」「こうするべき」という考え方が変わり、生き方や価値観も変わってきます。
自信がつく
一人で海外で生活すること自体、日本にいては感じることのない緊張やワクワク、不安、期待。
いろいろな感情を持つと思います。
また、言葉が通じないもどかしさや悔しさ。
初めて英語が伝わった喜び。
買い物一つだけでも、日本にいた時には感じたことのない「自信」が得られます。
就職活動に有利になることも
留学経験は「就職活動に有利」と言われることが多いです。
これは、英語の能力に対する期待だけでなく、国際的なコミュニケーション能力や色々な経験を得てきたであろうことに対する企業からの期待だと思います。
帰国後の就職活動に今回の留学を活かそうと考えているなら、観光メイン・日本人とばかり過ごす・日本語を使う生活をしていたら、就職活動に活かすのは難しいことは覚えておいた方がいいと思います。
海外の語学学校で英語を学ぶイメージが付きましたか?
大人になってから、新しいことに挑戦する!
それも仕事を辞めて、もしくは長期休暇をとって一歩を踏み出してみる。
とっても迷いますし、決断するのに時間がかかることだと思います。
10代の頃の緊張やドキドキワクワクとはちょっと違った感情が湧き出るかと思います。
でも、これからもっともっと大人になるにつれ、そんなドキドキワクワクする経験って減っていくと思いませんか?
「海外に行くってこんな感じかな?」と記事を読む前よりも語学留学のイメージが湧きやすくなって一歩を踏み出すきっかけになればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!