語学留学を決めた読者の皆様。
留学先は決まりましたか?
英語を学ぶために語学留学を決めたなら、英語圏の語学学校に行きたいですよね。
でも、「どの国がいいのかな~。」と悩んでしまいがちです。
国や地域によって様々な特徴があります。
実際に、行ってみたら想像した環境と違って残念だったなんてことがないようにしたいですよね。
そのためには、ぜひ自分に合った環境で英語を学びたいものです。
また、留学で語学学校に行く際のビザのポイントも知っておくと留学先を検討しやすいかもしれません。
そこで、今回は英語圏で人気な国の特徴をご紹介したいと思います♪
語学留学についてはこちらの記事をご覧ください。
目次
【語学学校】英語圏の国とは?
英語を学ぶためには英語圏という先入観がありますが、英語圏って何のことを指すのか疑問に思いませんか?
公用語や国語に「英語」を定めている、国や地域であることです。
また、その国に暮らす人々の第一言語が「英語」の国や地域をまとめて英語圏と呼んでいます。
かつてのイギリスに植民地とされていた国や地域が条件に当てはまることが多いようです。
世界191か国の中で第一言語として英語を使用する国は12か国あります。
また、英語を公用語や準公用語として使用している国は約50か国になります。
英語圏の説明の中に公用語(準公用語)と第一言語(母語)いう言葉も出て来ましたが、どちらも同じようなイメージを持つ方もいると思います。
公用語と第一言語にも違いがあるのですが、私たち日本人にはあまりピンとこない言葉です。
- 公用語:国、州など地域や共同体が公の場で使用する言語で、公的機関が公的情報を発信する時に使うことを義務づけている言語のこと。
- 第一言語:生まれてから一番最初に身につけて、日常的に使用している言語のこと。
日本人は生まれた時から日本語を聞いて話しているため、公用語と第一言語を区別して考える機会がなかなかありませんね。
そして日本人の大半は日本語を第一言語としています。
ですが他の国は、必ずしも「国の公用語」と「国民の第一言語」は一致しないことがあります。
例えば、カナダの公用語は英語とフランス語ですが、両方を日常的に使う人はかなり稀なんです。
カナダは移民が多い国なので、英語とフランス語以外の「第一言語」を話す人もたくさんいます。
①英語が日常的に使われている(=多くの国民の第一言語)である国
②アメリカ英語かイギリス英語のどちらか、学びたい英語が使われている国
では、アメリカ英語とイギリス英語は何が違うのでしょうか?
イギリス英語・・・発音や文法が正しい英語の使い方をしています。文章が忠実できれいです。
そして、丁寧で礼儀正しい表現を好みます。
アメリカ英語・・・比較的省略形が多いのが特徴です。
本来のイギリスの英語を簡単に伝わるようになった、カジュアルな英語ですね。
私たちが中学、高校と勉強してきた英語は基本的にはアメリカ英語です。
また日本とは経済や政治的な面でも強い繋がりをもっているためね。
英語圏で絞るとたくさんの国が上がることがわかったので、その中から選びやすいようにポイントにまとめてみました。
- 英語が公用語、第一言語として英語が日常的に使われている国
- 丁寧で礼儀正しいイギリス英語の英語圏の国
- 普段から聞き慣れている省略形が多いアメリカ英語の英語圏の国
これらのポイントを考慮して次は人気な英語圏の国を見ていきたいと思います。
【語学学校】人気な英語圏の国はどこ!?
多くある英語圏の国の中から、選ぶポイントを考慮しつつ安全面や学習環境、国柄の面でも留学しやすいと人気な国をピップアップしました!!
初心者の人でも留学しやすい国々ですよ♪
それでは、人気な英語圏の国の特徴を見ていきましょう。
(あいうえお順でいきますよ~!)
アメリカ
〜アメリカ英語〜
アメリカは世界屈指の先進国かつ、世界最大の国民経済を有する国です。
ハーバード大学などの誰もが耳にしたことのある超有名大学がそろっていますよね。
日本でも東京大学出身と聞くと、頭が良いいんだな〜と思いますよね。
世界でも有名な大学に行くことで、共通認識される学歴を手にすることが出来るチャンスがあったりする国ですね。
留学先は、田舎から都会まで自分の好みに合った環境を選ぶことが出来るでしょう。
メリットは、語学学校や大学の選択肢が格段に多いこと!
短期で学びたい人や、アートや音楽に携わりながら英語も使っていきたい人にも留学生へのカウンセリングやサポートが充実した学校もあるところが魅力ですね♪
世界中の人と出会うチャンスよ!!
また、アメリカ英語を本場で学びたいと考えているのであれば、やはりアメリカですよね♪
デメリットとしては、留学費用が高いので予算と見合せて検討する必要がありそうです。
交通費や生活費などは物価が高いので全体的な費用も含め、費用はかかってきます。
治安については、地域や州によって違ってきますがスーパーマーケットでも実弾を買うことが出来たりします。
銃社会であることも事実なので、その点をしっかり頭の隅に入れておきましょう。
そのため、中高生には心配が多くなりますので不向きかもしれません。
語学留学するためには・・・
- 学生ビザが必要です。90日以上の教育を受ける場合(18時間以上の就学コースを受ける場合)
- 就学中の就労は出来ません。
アルバイトなどの就労が出来ませんので、現地での費用を抑えることは難しいです。
そのため、予算はしっかりと組んで節約することも大切ですね。
イギリス
〜イギリス英語〜
イギリス留学で特に長期間は他の国と比較すると多くの条件や制限があります。
そのため習得が難しく、渡航する日本人は少なめです。
イギリス英語では丁寧で綺麗な英語を学ぶことが出来ます。
そして、イギリスは英語教育の歴史が長く語学学校の教育レベルが高いとされている点でも人気です。
日本人が少なくイギリスにはヨーロッパ人が多いので、英語の環境にガッツリと浸かって学ぶことが出来ますね♪
デメリットは、食費と交通機関の運賃が高いことや、食事が日本人の口に合わないことがあります。
日本の味が恋しくなるかもしれませんので、日本食を多めに持っていくといいですね♪
語学留学するためには・・・
- 就労ビザ(18歳以上31歳未満/年間1000人まで/語学研修期間・アルバイト期間に制限なし)
- 観光学生ビザ(6か月未満の就学目的のビザ/アルバイト不可/入国時に入学許可書が必要)
- 観光学生ビザ(6か月以上11か月未満の語学研修ビザ/アルバイト不可/英語力の基準なし)
- 学生ビザ(大学・大学院等の進学目的のビザ/IELTS for UKVIの試験に合格しないとならない/就労可)
イギリスは、学生ビザを取るのに一定の英語力が必要になるので、ハードルが高いイメージがありますね。
ですが、語学学校に行くのであれば就労ビザや観光学生ビザで行けます。
アルバイトなどの就労が出来るかどうかもしっかり確認しながら検討しましょう!
オーストラリア
〜イギリス系英語〜
安心して渡航できる治安のよさや生活環境が充実しています。
そのため、環境などのストレスが少なく英語の勉強に集中出来ますし、多文化主義なので留学生にもフレンドリーな国ですよ。
オーストラリアの教育水準は世界トップクラスです。
また、国を挙げて取り組まれている留学生サポート制度があり、他の国と比較しても留学制度の充実度が高いのが特徴ですね♪
オーストラリアは学生ビザでも働けるという点でしっかり勉強したいけど、出来るだけ費用を押さえたい学生には大きなメリットのある国です。
また、気候は一年を通して温暖な国なので過ごしやすいことでも人気ですね。
デメリットは、地域によっては日本人だらけなことでしょうか。
人気な留学先ということもありますが、観光地としても日本人が多いので気が付いたら周りが日本人だらけなんてこともあるかもしれません・・・
また、自動販売機で販売されているペットボトルの1Lの水1本が300円程度で、世界でもトップクラスに入るほど物価が高いのです。
- 学生ビザ(語学学校、専門学校、TAFEや大学などの教育機関に3ヶ月以上通う場合に必要
- 学校の出席率80%以上が必要
- 週20時間以内の就労が可能
アルバイトなどの就労をしながら語学学校に通えるので、費用を押さえられますね。
カナダ
〜アメリカ系 イギリス系英語〜
カナダには、「リトルニューヨーク」とよばれる、ファッションやエンターテイメントが栄えるトロントがあります。
常に世界の住みやすい都市ランキングでは上位のバンクーバーがあります。
都会を安全に楽しめて、アメリカと比べて物価が安いことが魅力的なんですよ♪
カナダの中で多くの部分を占めるケベック州で公用語はフランス語です。
最大の都市モントリオールでは、英語とフランス語が飛び交います。
カナダの英語はアメリカ英語に近いのですが、単語などのスペルはイギリス英語を使っている特徴があります。
デメリットは、人気な留学先ということもあり日本人が多いことです。
オーストラリアと同じで、英語を学びに行ったけれど日本人が多くてついつい日本語を話しちゃうなんてことも多いんですよ。
カナダは、地域によって気候が様々でものすごく寒い地域もあります。
例えば、東海岸側の都市の多くは、冬には氷点下になり積雪も多く寒さがきびしいです。
また、西海岸側の都市バーンクーバーでは真冬でも氷点下にはならずに積雪もほとんどありません。
滞在先の気候をしっかりと調べていく必要がありますね!
- 観光ビザ(6か月未満)
- 学生ビザ(6か月以上の滞在/語学留学の場合、就労不可)
- ワーキングホリデービザ(6か月間までの就学が可能)
観光ビザや学生ビザで語学学校に通った後に、ワーキングホリデービザに切り替えて充実した日々を送ることをおすすめするわ~
ニュージーランド
〜イギリス系英語〜
季節は日本とは逆になり、羊の数が人間より多いという自然豊かな国です。
世界中の140都市のなかの住みやすい都市ランキングで毎年トップ10入りする国で、最大都市は自然豊かなオークランドです。
犯罪が少なく治安が非常に良いので、中高生でも安心して渡航できる環境です。
また、ニュージーランドはビザの申請が比較的容易にあります。
留学には、学生ビザ・ワーキングホリデービザ・訪問(観光)ビザのうちの1つが必要になりますが、3ヶ月以内の短期留学の場合はビザの申請が必要ないことです。
- 訪問者(観光)ビザ(3ヶ月以内の短期留学の場合/就労不可)
- 学生ビザ(3ヶ月以上の留学の場合/週20時間までの就労可)
- ワーキングホリデービザ(6か月までの就学/1年間の滞在/条件を満たせば3ヶ月の延長可)
さらに、ビザの申請はオンラインで出来ることから手続きに時間が取られないこともメリットの1つですよ。
デメリットは、田舎なので飽きやすい、仕事が少ない、出会いも少ないことです。
また、日本と同じで四季があり気温の変化がありますので、体調を崩しやすいこともあります。
外食などの費用が日本と比べて高めです。
フィリピン
〜アメリカ系英語〜
日本からの距離が近いのが魅力的ですね。
物価が安く、留学の費用を総合的に見て抑えたい人におすすめします。
授業の質が高く、グループレッスンをする国が多い中でフィリピンはマンツーマンレッスンのスタイルが多くあるのが特徴です。
また、マンツーマンレッスンが出来ることで短期間で勉強することが出来ますので、短期留学にも向いていますよ。
デメリットは、比較的治安は良いのですが、場所によっては治安が悪いところもあるので気をつけましょう。
また、安価な場所での滞在先の衛生面には注意したほうがよいですよ。
- 30日以内はビザなし入国可能
- 30日以上の滞在は、観光ビザ(語学学校に行く人)
観光ビザにプラスして必要な許可証があります↓
- SSP(Special Study Permit)1週間以上の留学者すべての人が必要(同じ学校で半年間有効)
- ACR(Alien Certificate of Registration)60日以上の滞在のすべての人
- ECC(Emigration Clearance Certificate)6か月以上の滞在のすべての人
どの国が自分に向いている?
タイプ | 国 | |
日本から近いところがいい | フィリピン | 日本から近いことで費用も抑えることが出来ます。 |
英語漬けで学びたい | イギリス | 日本人が少ない環境で集中して学ぶことができます。 |
治安が良いところがいい | ニュージーランド/オーストラリア/カナダ | 治安が良く、自然も豊かなのでストレスが少なく勉強できます。 |
本場で学びたい | アメリカ/イギリス | 費用は高くなりますが、アメリカ英語・イギリス英語をガッツリ学びたいならぜひ! |
さらに、行きたい国の予算も頭に入れておきたいものですよね!
国別の語学学校への大まかな留学費用はこちらです!
国 | 1か月間 | 半年間 | 1年間 |
アメリカ | 20-40万 | 125-250万 | 250-500万 |
イギリス | 20-30万 | 100-155万 | 150-250万 |
オーストラリア | 25-30万 | 150-160万 | 250-300万 |
カナダ | 15-30万 | 85-150万 | 165-300万 |
ニュージーランド | 20-25万 | 100-160万 | 250-300万 |
フィリピン | 15-25万 | 70-135万 | 135-270万 |
一番費用を抑えられるのは、やはりフィリピンです。
次に費用を抑えられるのはカナダです。
また、カナダとフィリピンも価格差はないのですが航空券代などを含むとトータルの差はでます。
アメリカは一番費用が高くフィリピンの倍ほど必要になります。
自分に合った国の語学学校で最高の勉強をしよう!!
人気な英語圏の国6か国をご紹介しました。
また、国によって必要なビザの種類も違ってくるのでその面も考慮して留学先を決めるのも、留学前からの準備のストレスの軽減になればと思います。
どんなに最高の教育を受けられたとしても、自分に合わない環境では体調を崩しやすかったりストレスが溜まりますよね!
そして、どんなにいい環境で勉強が出来たとしても自分がどうするかが大切ですよね。
「語学学校に行く目的は何か?」であったり、現地で日本人とばかり一緒に居ては英語は上達しにくくなってしまいますよ。
積極的に現地の人とコミュニケーションを取りましょう!
英語の失敗は気にしない!失敗したからこそ、成功が何なのかか分かりますよね。
楽しい英語ライフを送れるよう応援しています♪
最後までお読みいただきありがとうございました。