「よし、思い切って韓国へ留学してみよう!」
「留学ってキャリアアップにもつながるし、一度は経験してみたい!」
そうお考えのあなた!
韓国留学には利用できる奨学金制度が充実しているのをご存じでしょうか?
留学って学費だけでもお金がかかるし、生活費や渡航費を考えると、ハードル高いですよね。
この記事を読んで、自分にぴったりの奨学金制度を見つけて、楽しい留学してみませんか?
韓国への留学で、利用できる奨学金制度について、詳しく解説していきます!
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
留学のための奨学金、韓国留学で使えるその種類とは?



奨学金とは?
奨学金とは、経済的な理由や家庭の事情で進学が困難な学生に、学費の給付や貸与を行う制度です。


韓国留学で使える奨学金
韓国留学で使える代表的な奨学金制度は、2つあります。
それは、日本の独立法人JASSOが運営している奨学金制度と、韓国政府が運営している奨学金制度です。
この2つについて詳しく解説していきましょう。
JASSOの奨学金
日本の独立行政法人である日本学生支援機構(JASSO)では、学生が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する奨学金制度を設けています。
日本国内で就学したい学生向けだけではありません。
韓国など海外に留学しようとする学生のための奨学金制度もあり、日本で最も有名で利用しやすい奨学金制度です。
給付型奨学金は返済不要ですが、貸与型は利子とともに返済していく奨学金もあります。
申し込みの際にはしっかり内容を確認しましょう。
韓国政府運営の奨学金制度
韓国は、英語圏の国や日本と比べ、留学費用が安く、外国人留学生のための奨学金制度が整っています。
韓国政府は、1967年から外国人へ向けての奨学金制度をはじめていて、現在では、毎年2,000人ほどの世界各国の留学生に奨学金を支援しています。
韓国では、政府運営の奨学金プログラムの他に、財団、大学、企業などが積極的に独自の奨学金プログラムを運営しています。
韓国の大学院教育は、特にエンジニアリングや情報技術の面で世界中から高い評価を受けています。
そのため、英語での授業も盛んにおこなわれていますので、留学先として十分な環境といえるでしょう。
日本と韓国は、ワーキングホリデー制度でも協定を結んでいます。
十分な資金があり、主な渡航目的を休暇とし、ワーキングホリデー制度で韓国に渡航したい方は、こちらの記事も是非ご覧ください。
ここからは、前述した2つの奨学金制度の応募資格や支給額について、さらに詳しく解説していきます。
留学のための奨学金、韓国留学で使えるJASSOの奨学金って何?

まずは、日本の独立法人であるJASSOの奨学金から、詳しく見ていきましょう。
韓国だけではなく、海外留学の奨学金として以下の制度をご紹介します。
海外留学支援制度(学部学位取得型と大学院学位取得型)
日本の高校などを卒業し、直接海外の大学で学士・修士または博士号の取得を目指す方に向けた奨学金で、貰うタイプの奨学金です。
支給金額は、留学先の国や地域により異なりますが、学部学位取得型で、月額59,000円~118,000円、大学院学位取得型は、月額89,000円~148,000円です。
授業料は、両型とも同じく、毎年度250万円を上限とする実費分は支給されます。
・応募時に日本に住んでいること
・国費によるこの奨学金制度を受けて、自身が留学で得た成果や経験を、将来に渡り日本社会に還元し、貢献すること
・応募時までに、国内外の高等教育機関(大学院、大学、短期大学など)及び他国・地域の大学入学準備コース等に在籍したことがないこと
・留学先大学での主な使用言語が英語以外の方は、応募締切時から過去2年以内に受験した主な使用言語の語学検定試験の得点が、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)でB2レベル以上であること
(韓国語の評価としては、韓国の韓国語能力評価院が実施しているKLATがCEFRに対応した評価を実施しており、4級以上は必要です。)
・支援期間開始前までに留学先大学の入学許可を得ることができること
・国費によるこの制度の支援を受けて、自身が留学で得た経験や成果を、将来に渡り日本社会に還元し、貢献すること
・修士の学位を取得する目的の者は、35歳未満であること
・博士の学位を取得する目的の者は、40歳未満であること
・留学先大学での主な使用言語が英語以外である方は、応募締切時から過去2年以内に受験した主な使用言語の語学検定試験の得点が、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)でC1レベル以上であること
(韓国語の評価としては、韓国の韓国語能力評価院が実施しているKLATがCEFRに対応した評価を実施しており、5級以上は必要です。)
・支援期間開始前までに留学先大学の入学許可を得ることができること
以上が支給条件の一部です。
語学が堪能でなければ、支給はされませんのでご注意ください。
また、支給条件は変更されることもありますので、最新情報を得てから準備してください。
この海外留学支援制度を用いてもまだ資金が足りない場合には、借りるタイプの奨学金を上乗せすることもできますし、交換留学のための奨学金制度もあります。
合わせて考えておくのも良いでしょう。

留学のための奨学金、韓国政府が行う奨学金制度とは?

韓国政府が行っている奨学金制度は、学部課程・大学院課程・研究課程のそれぞれの学生に向けた支援があります。
韓国の奨学金制度は、外国人留学生に韓国での高等教育機関で修学する機会を与え、国際交流の促進・国家間の友好増進を図る目的で行っております。
学部課程の募集要項
韓国国内の大学に開設されている4年制学科が対象となります。
ただし、修学期間が4年を越える学科(医学、建築学など)は不可となります。
応募資格は、選抜年度の3月1日現在、25歳未満の者かつ、小・中・高等学校全課程を修了(予定)した者です。
大学院課程の募集要項
韓国国内の大学院に開設されている修士課程、博士課程が対象となります。
ただし、専門大学院への進学は、年間の学費が1千万ウォンを超える場合は、大学が奨学金を支給する場合のみ支給されます。
応募資格は、選抜年度の9月1日現在、40歳未満の者かつ、学士学位または修士学位を取得している者です。
研究課程の募集要項
韓国国内研究機関(大学を含む)にて交換教授および博士課程を卒業した者が研究のために就学する場合に支給されます。
・韓国で長期間留学が可能な心身共に健康な者
・最終学校の全学年平均成績が(G.P.A.の基準に法る)80%以上の者
支給額について
支給額は、その年によって変動することもありますが、おおよそ以下の通りです。
生活費:月80~90万ウォン(約7万円)
医療保険料:月2万ウォン(約千円)
学費:学期当り500万ウォンまで(約45万円まで)
韓国語優秀者:月10万ウォン(約9千円)
研究費:学期当り21~24万ウォン(約1万9千円~2万2千円)
論文印刷費:50~80万ウォン(約4万円~7万円)
帰国準備金:10万ウォン(約9千円)
※換算レートは、2020年2月現在のものです。
奨学金の志願先は、学部および大学院は駐在韓国公館または韓国内の修学大学のうち、1ヶ所に願書を提出します。
研究課程の方は、韓国内修学大学のうち、1ヶ所に願書を提出します。
また、韓国国内の情勢や世界情勢により、出願方法や奨学金の内容等が変わる可能性もありますので、詳しくはこちらの韓国政府運用のホームページで確認してください。


留学のための奨学金、韓国留学で使える他の奨学金は?

上述しましたが、韓国では政府が行う奨学金制度に加え、財団、大学、企業などが積極的に独自の奨学金プログラムを運営しております。
その中には、JASSOが協力して選考等を行っている韓国留学プログラムもあります。
また、2014年からスタートした、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」という日本の官民協働で取り組む海外留学支援制度もあり、日本が主体となって支援している制度も多くあります。
一つのプログラムだけではなく、いろいろなプログラムを合わせて検討してみることをお勧めします。
奨学金とは少し違いますが、日本政策金融公庫が運営している、教育一般貸付という、国の教育ローンを使って留学する手段もあります。
JASSOの奨学金と併用することも可能で、短期留学にも対応しています。
ローンなので、返す必要がありますが、視野に入れておいてもよいでしょう。
また、韓国は日本との距離も近いので、緊急時にすぐに帰国できるのもメリットの一つだと思います。
しっかりと留学計画を立てて、自分に合った留学プランを考えましょう!
韓国留学、お金のことで諦めないで!
韓国留学で使える奨学金は、日本のJASSOの奨学金や、韓国政府が運営する奨学金の他にも、いろいろなプログラムが存在することが分かりましたね!
韓国は日本から距離が近い上に、奨学金のプログラムが多いこともあり、留学しやすいですが、韓国語が堪能でなければ難しいでしょう。
でも、きちんとした目標を持ち、叶えたい夢があるのなら、諦めないでくださいね。
韓国には、日本のアニメや漫画が好きな方も多くいらっしゃるそうです。
コミュニケーションもそんなに難しくないかもしれません!
韓国留学をして、素敵な友人が出来たら最高ですね。
奨学金の情報収集は難しいかもしれませんが、諦めなければ自分にぴったりのプログラムに出会えるでしょう。
留学の目的が語学留学の方は、こちらの記事も是非参考にお読みください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。