「語学留学をしたいけれど、長い休みも取れないし費用も高い・・・。」と、諦めている方はいませんか?
語学留学の行き先として人気のアメリカ、オーストラリア、カナダなどの英語圏は、日本からの距離もあり、費用は高額ですよね。
しかしフィリピンならば、英語の勉強もしっかりと学習できる上に英語圏よりも断然お得です。
そして30日以内の滞在であればビザなしで短期留学できるので、費用が安く気軽に挑戦できるフィリピン留学は、日常会話ができるようになりたい初級レベルの方々に大人気!
と言っても、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
今回はフィリピン留学1ヶ月間にかかる費用を具体的にあげていきますね。
目次
【フィリピン留学】1ヶ月間の費用っていくらかかるの?
「格安で行ける!」と注目されているフィリピン留学。
フィリピンの中でも比較的治安が良く、ビーチやモールがあるセブ島への留学が人気です。
でも、安いと言ってもどのくらいなのでしょう?
例えば、アメリカに1ヶ月間留学するには最低でも約60万円程度はかかります。
それに比べ、フィリピン留学は月30万円前後でできるので、アメリカ留学のおよそ半分のコストで留学ができるんです。
では費用に関して、大きく3つの項目に分けてみていきましょう。
フィリピン留学1ヶ月間:渡航前にかかる費用
まずはフィリピン留学の渡航前にかかる費用です。
- 学費・寮費・食費 150,000~250,000円
- 入学金 15,000円
- 海外送金手数料 2,500円
- 空港送迎費が有料の場合 1,000~3,000円
- 海外旅行保険 12,000~15,000円
- 航空券 50,000〜70,000円
主に学校に支払う費用と、往復の航空券代が必要で、あくまでも目安ですが25万円程度かかります。
学費等は、留学エージェントを利用して申し込む方法と、全て自分で手配する方法がありますが、何れにしても日本にいる間にまとまった金額を支払います。
留学生が多い所では比較的治安が良いという声も聞かれますが、留学生や観光客を狙ったスリやひったくりなどがあるのも事実。
事前に大きな支払いが済んでいるので、渡航する際に現金を沢山持ち歩かなくて良い点は安心ですね。
では、費用の項目について詳しく見ていきましょう。
学費・寮費・食費
フィリピン留学の学費には基本的に寮費と食費が含まれています。
基本的に、15万円程度が相場です。
学費のベースとなるのは多くの留学生が受講している一般的なESLコースですが、学校や受講するコース、留学期間、寮の部屋のタイプによって金額に差があります。
ある学校の料金を例にしてみますね。
部屋タイプ | ESLコース | ビジネス・TOEICコース | マンツーマンコース |
1人部屋 | 236,000円 | 266,000円 | 291,000円 |
2~3人部屋 | 198,800円 | 228,800円 | 253,800円 |
4人部屋 | 186,300円 | 216,300円 | 241,300円 |
5人部屋 | 181,000円 | 211,000円 | 236,000円 |
ビジネス英語やTOEICなどの専門的なコース、マンツーマンレッスンは費用が高くなります。
語学学校には1人~6人部屋の寮が用意されており、そこから選ぶことができます。
また多くの学校で週に2~3回の掃除や洗濯のサービスがこの寮費の中に含まれているんです!
洗濯後は畳んでくれるので、かなり便利ですよね。
食事は1日3食付いていることがほとんどで、キャンパス内の食堂で食べることができます。
「昔は食事が不味くて留学期間中外食ばかりしていた・・・。」という不満の声も多々聞かれていましたが、今は日本人の留学生が多くなったこともあり、食事の質もかなり良くなりました。
食事の心配をしなくていいので、安心して勉強に取り組めますね。
学校によっては学費に食事代が含まれていないこともあるので、事前にチェックしておきましょう。
フィリピン留学に関する格安で環境がいいおすすめの学校についてまとめた記事はこちら。
【フィリピン留学】格安費用、環境最高な超オススメ学校はここだ!
入学金
入学金は学費と一緒に支払います。
学校によって違いますが10,000~15,000円程度です。
空港送迎費
空港に着いたら学校まで無料で送迎してもらえますが、こちらも学校によって違いがあり、有料の学校もあります。
有料の場合は、1,000~3,000円程度かかり、授業料などと一緒に事前に振り込みます。
ちなみに、帰国時は空港への送迎が付いていないことが多いので、タクシーを使う人が多いです。
海外旅行保険
留学中のトラブル・病気やケガには欠かせないのが海外旅行保険です。
12,000〜15,000円程度です。
何が起きるかわからないので、保険に入ってから渡航することをおすすめします!
航空券
フィリピン入国の際には、必ず帰りの分のチケットを持っていることが条件になります。
つまり、フィリピン入国時に日本への復路航空券、あるいは他の国に出国する航空券の所持が必要です。
これは留学だけに限らず、観光でフィリピンに行く際も同様です。
一時的訪問者(観光目的や商談等商用目的等)で,かつ30日間以内(日数は到着日から起算)の滞在であれば,事前の査証取得は必要なく,フィリピン入国時に30日間有効の滞在許可が付与されます。ただし,入国審査にあたって,有効なパスポートに加え, 30日以内にフィリピンを出国することが確認できる復路の航空券(又はフィリピンから他国に渡航するための航空券)を提示する必要があります。
引用:外務省HP
また日本・フィリピンの往復航空券は、渡航期間・時期によって費用にかなり差が出ますが、おおよそ50,000円〜70,000円程度です。
フィリピン留学1ヶ月間:渡航後にかかる費用
次は渡航後にかかる費用についてです。
主に学校・寮に関する支払いになりますが、入学金など高額な費用は渡航前に支払い済みなので、現地では2~3万円程度必要です。
- SSP(就学許可証)費用 13,000〜15,000円
- 教材費 2,000〜4,000円
- 水道光熱費 2,000〜4,000円程
- 寮へのデポジット代 5,000〜7,000円程
- 学生IDカード 500円
ではひとつずつチェックしていきましょう。
SSP取得費用
SSP(Special Study Permit)とは、フィリピン政府の移民局から発給される特別留学許可のことです。
観光目的で入国した外国人がフィリピンで勉強する為に必要なビザの一種で、フィリピンで留学する人は1日目から必要となり、必ず取得しなければなりません。
短期間の語学留学等を目的とする滞在を希望する場合でも,フィリピン入国管理局が発行する「特別留学許可(SSP:Special Study Permit)」の取得が必要となります。受け入れ先の学校とも相談の上,確実に取得するようにしてください。
引用:外務省HP
費用は学校によって変わりますが、13,000~15,000円程度かかります。
このSSPは6ヶ月間有効です。
半年以降も留学を継続する場合は再度申請が必要となります。
しかし学校ごとにSSPの申請が必要なので、学校を替える場合は1校目のSSPの有効期間内であっても2校目では再度申請をしなければなりません。
SSPの支払いは現地に到着後、学校オフィスに現金(フィリピンペソ)で支払うことになるので、空港または現地で両替をしておくといいでしょう。
クレジットカードは使用できないので注意して下さいね。
教材費
カリキュラムに応じて変動がありますが、2,000~4,000円が相場です。
学校や受講するコース(ビジネス、TOEIC、マンツーマンコースなど)によっては追加して支払う場合があるので、確認が必要です。
水道光熱費
寮費とは別に、自分の部屋で使った分の電気・水道代が必要になります。
1ヶ月あたり2,000~4,000円程度かかります。
寮へのデポジット代
最初入寮する際にこのデポジット代を支払うことがあります。
設備を破損したり、カギを無くしたりした場合の補償金で、5,000〜7,000円です。
特に問題がなければ、帰国時に返金されるので安心して下さいね。
学生IDカード
学生IDカードとは、学校が発行している学生証のことで500円程度かかります。
学校側が簡単に生徒情報を把握するためのIDカードですが、学校によってはIDカードがない所もあります。
フィリピン留学1ヶ月間:生活費
その他には、現地での食事や外出などにかかる費用があります。
物価や各種料金をみていきましょう!
現地での生活費
フィリピンは非常に物価の安い国です。
日本と比較すると1/5程なのですが、日本人が満足して生活すると考えると体感的に1/3くらいです。
食費は学費に含まれて先に支払っているので、平日は基本的にお金がかかりません。
生活費として必要なのは現地での週末の外食や買い物、交通費、お土産代などで、4万円もあれば十分です!
でも、平日は勉強に励み、週末はちょっと気分転換に友人と外出することもあるでしょう。
せっかくの海外なので、小旅行するのもいいですよね!
その場合はもう少し予算が必要かもしれません。
ちなみにどのくらい物価が安いかと言うと・・・(2019年11月現在)
- スターバックスのコーヒー 130ペソ(約280円)
- コンビニコーヒー 21ペソ(約45円)
- マクドナルドのセット 109ペソ(約240円)
- タクシーの初乗り 40ペソ(約85円)
- マッサージ 1時間400ペソ〜(約860円)
- 床屋さんでのヘアカット 30ペソ(65円)
基本的にはこのような金額ですが、都市部や観光地は物価が高い傾向にあります。
ローカルのレストランは安いですが、外国人観光客向けのお店となると、日本とそこまで変わらなかったりもします。
セブ島などのリゾートもホテルの宿泊費は高額で、マニラの3〜4倍の金額です。
フィリピン留学1ヶ月間:少しでも節約できる方法3選!
上記にあげてきた費用についてまとめてみました。
学費・寮費・食費 | 150,000~250,000円 |
入学金 | 15,000円 |
空港送迎費(有料の場合) |
1,000〜3,000円 |
海外送金手数料 |
2,500円 |
海外旅行保険 |
12,000~15,000円 |
航空券 |
50,000~70,000円 |
SSP費用 | 13,000~15,000円 |
教材費 | 2,000~4,000円 |
水道光熱費 | 2,000~4,000円 |
寮へのデポジット代 |
5,000~7,000円 |
学生IDカード |
500円 |
生活費 | 40,000円 |
総額 | 293,000~426,000円 |
最低でも約29万円台。
「そんなにかかるの?」と思った方!
実は留学の節約方法があるのです。
安くできる方法を3つあげてみたので、見ていきましょう!
寮の部屋選び
フィリピン留学の費用に大きく関わるのが、「寮の部屋」なんです。
語学学校の寮には1~6人部屋があり、そこから選ぶことができます。
1人部屋より大人数部屋を選ぶことが節約のポイントです!
例えば、セブ島の語学学校の1人部屋の平均は200,000円/月。
一方で、6人部屋の平均は135,000円/月。
ここで65,000円ほど差が出るのです!
65,000円って大きいですよね!
「6人と共同部屋は無理かな・・・」という方は、2人、3人、4人部屋もありますよ!
ルームシェアについての記事はこちら!
【留学】ルームシェアにまつわるトラブルと回避方法のコツとは?
格安航空券を手に入れる
フィリピンの格安航空会社「セブパシフィック航空」は、不定期でセールを行うことがあります。
その時期に航空券を買うことができれば、3万円台で往復航空券が手に入ったりするのです!
日本の航空会社を使うと時期によっても変わりますが、10~15万円はかかるのでかなりお得!と言えますよね。
もしセールで買えなかったとしても、「経由便」を使うことで節約できます。
経由便はセール時の往復3万円台より少し高めになりますが、5~7万円で購入できるので日本の航空会社を使うよりはかなり安いですよね。
直行便は時期によっても値上がりするため、早めの購入か経由便を使って費用を抑えることをおススメします!
海外旅行保険をクレジットカード付帯の保険にする
もしもの時のトラブルや病気、ケガに備えて海外旅行保険への加入をオススメしましたが、実はこの海外旅行保険料も節約できるんです。
それは、「クレジットカードの付帯保険」を利用するという方法です。
海外滞在中に病気や怪我などのトラブルが起きたとき、クレジットカードに付帯されている保険で補償をしてもらえるサービスのことです。
治療費に限度額があるので補償額・内容の確認は必要です!
この付帯保険には、カードを所有しているだけで保険が有効となる「自動付帯」、そのカードで航空券代などを支払わないと有効にならない「利用付帯」があります。
自分のクレジットカードに海外旅行保険が付いているからと安心せず、それが「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかをまず確認しましょう。
カードによっては、「年間で〇〇円以上の利用が必要」などの条件がある場合も。
また、クレジットカードの付帯保険と海外旅行保険では、補償の範囲・限度額、トラブル時の自己負担金などに違いがあります。
お持ちのクレジットカードをよく確認して、比較してみるといいでしょう。
フィリピン留学1ヶ月間を有意義なものに!
英語圏に行くよりもずっとお得な費用で留学できるフィリピン。
ビザの必要がない、1ヶ月以内の短期留学の費用は30万円程度なので、「なるべく低予算で留学したい!」と考えている方にオススメです。
費用を抑え、節約も上手に取り入れてフィリピン留学を有意義なものにして欲しいです。
フィリピンも考えている方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んで下さりありがとうございました。