ひとくちに語学留学といっても、「どんな目的をもって英語(語学)を学びにいくのか」は人それぞれ。
この目的を明確にしないと、いざ現地に着いた時に「自分はここに何しに来たんだろう」と迷いながら留学生活を送ることになりかねません。
せっかくの海外での勉強や生活、あらゆる経験をしたいのなら目的をもって楽しく過ごしたいですよね。
そして目的が違えば、留学にかかる費用も変わってきます。
そこで今回は、英語圏であるオーストラリアに絞って、語学留学の費用についてご紹介していきます。
ぜひご自身の語学留学の目的を考えながら読んでみてくださいね。
目次
語学留学にかかる費用【オーストラリア編】①出発前にかかる費用
まずは、出発前にかかる費用はどんなものがあるか見ていきましょう!
以下の表は、出発前の準備に必要な費用の目安になります。
出発前にかかる費用の項目 | 目安 |
渡航費(往復) | 約15万円 |
海外留学保険(1年) | 一番安いプランで約15万円 |
パスポート・VISA申請 | 約8万円 |
健康診断料 | 約3万円 |
では、それぞれの詳細について説明していきますね。
渡航費
航空券の費用は、購入するチケットの種類、渡航する時期や旅行会社、またプランによっても様々です。
日本とオーストラリアの往復航空券の金額は、「OPENチケット」(最大で1年の有効期間のもの)で、10万円前後からとなっています。
「OPENチケット」とは、搭乗区間のみを指定して利用する便を指定せずに購入が出来るチケットのこと。
チケット購入の際に往路便は指定しておいて、有効期限内に復路便の指定をすることが出来るので、復路便の日付が決まっていない時に便利です。
また、「FIX/OPENチケット」という航空券もあります。
こちらは事前に復路便(帰国日)の予約が必要ですが、現地にて日付を変更できるチケットになります。
留学期間が1年以内であればOPNEチケット若しくはFIX/OPENチケットを購入するのが一般的です。
2年、3年以上と留学期間が長期となる場合は、片道航空券の購入となり、費用は7万円前後からとなります。
諸手続き(VISA、パスポート)
次はパスポートとビザの申請についてです。
申請ごとってめんどくさいし混乱しますよね…。そんな方へ助っ人情報も紹介します!
パスポートの申請
海外留学で必要なものといったらパスポートですよね。
パスポートがない方は各自治体の窓口に申請して取得するようにしましょう。
パスポートの申請から受け取るまでには、通常1週間かかります。
学生ビザを申請する場合はパスポートが必要となるので、それを見越して早めに準備をしておきましょう。
パスポートの申請方法や必要な書類は、外務省のホームページから確認することが出来ます。
VISAの申請
3ヶ月以上留学する場合は学生ビザの申請が必要です。
学生ビザの申請金額は620ドルとなっています。
手続きが難しそう…なんて方はエージェントを通して申請することも可能です!
エージェントの手数料はかかってしまいますが、心配事は軽減されるのでおすすめです。
よろしければこちらの記事もご覧くださいね。
【女子必見】留学Debutの評判は?最新パンフが無料って本当?
健康診断料、診断書発行手数料
留学先の語学学校の入学申請の際には、「健康診断書」や「予防接種証明書」を求められる場合があります。
かかりつけ医を持っている場合は、かかりつけ医に相談し健康診断書を作成してもらいましょう。
英文で作成してもらう場合は別途料金が発生する医療機関もありますので、注意していください。
また、持病がある方は通常発行してもらう健康診断書とは別に、持病について書いてある診断書を発行してもらうと良いでしょう。
これもまた別途追加料金が発生することがあります。
医療機関により金額はマチマチですので安く抑えたい場合はそういったところで健康診断を受診し、診断書を発行してもらいましょう。
海外留学保険
海外旅行をする前に旅行保険に加入するのと同様に、語学留学をする前に海外留学保険に加入する必要があります。
留学中に思わぬケガや事故などで、治療の必要性があるかもしれません。
この時に保険に入っていないと実費になり、かなりの高額の治療費を請求されることがあります。
万が一、思わぬ事態に遭ってしまっても対処できるように必ず保険に入っておくようにしましょう。
保険会社によって保険のプランは様々ですが、相場としては1年間で14万~20万円のものを選ぶ方が多いようです。
どこまで保障をカバーするかはよく考えて、無理のない金額の範囲で加入するようにしましょう。
また歯の治療に関しては、保険の適用とならない場合や、適用となる保険でも「Waitting Period」という保険が適用されない期間があります。
歯の治療は、出来る限り留学前に済ませておきましょう。
渡航前の語学の勉強にかかる費用
ひと昔前は「全く英語が話せなくても1年も居れば話せるようになってるよ」という風にも、よく言われていました。
しかし全く話せないまま留学をすると、現地でコミュニケーションを取る努力や勉強する意欲がない限りは日常会話レベルの英語を身につけることにも苦労してしまいます。
これは断言します。
現地での日常生活が困らない程度に英会話を習っておくことで、実際に生活を始めた時に英語がちょっとでも通じた喜びと、もっと話せるように頑張ろうといった意欲に繋がります。
流暢に話せるほどでなくても良いですが、ある程度の英語力を付けるために勉強しておきましょう。
語学留学にかかる費用【オーストラリア編】②学費
語学学校の授業料の目安としては、1週間で300~450豪ドル(2~3万円)が相場となります。
しかし、語学学校の設備や授業時間、講師の質などによって授業料は大きく違います。
選択科目が多くある学校や、オンラインでの予習復習が行えるところもあるので、選択肢は様々です。
できるだけ料金は安い方が嬉しいですが、授業料の低い学校では設備が整っていないなどの問題や、講師が充足していないといったこともあるようです。
「自分の目的に合うコースや設備が整っているか」や、「どの地域で留学したいか」を重視して語学学校を選択しましょう。
キャンペーンや長期割引などの割引もあるので、それらをうまく使うことで学費を抑えることが出来ますよ。
語学留学にかかる費用【オーストラリア編】③留学先でかかる費用
次は、留学先でかかる費用にはどんなものがあるか見ていきましょう。
居住費
留学先での居住費は、滞在するスタイルによって価格が異なってきます。
一番代表的なのは学校が提携しているホストファミリーの家でホームステイするスタイルです。
フレンドリーな家族のホストファミリーであれば自分を家族のように迎えてくれ、英語力向上にも繋がります。授業料、滞在費も含め、あまり安い学校を選択した場合ホストファミリーの質が下がることがあります。
自分たちの生活費のために生徒を預かるホストファミリーも少なからずあるのが現状です。
そういったことがあることも含めて学校選びにも気を付けるようにしましょう。
次に居住スタイルとしてあるのが学校の寮での生活です。
こちらもホストファミリーの質と同様、質の下がる学校ですと部屋が汚かったり、盗難が頻発している寮があることも事実です。
寮ではいろいろな国の生徒と話せることは英語力向上のみならず、コミュニケーション力やお互いを理解しようとする心の成長も得られる可能性はあります。
最後は、日本でも今は主流になりつつあるシェアハウス、シェアルームでの滞在スタイルもあります。
住人人数で家賃を負担することになるのでこのスタイルが一番費用を抑えることができるのではないでしょうか。
しかし、思わぬトラブルを招かないためにも一緒に住む人の人間性を見ることはとても重要です。
どの居住スタイルを選択するかは、自分にとってのメリット、デメリットで判断をするようにしましょう。
こちらの記事では、留学先でのルームシェアでのトラブル回避方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【留学】ルームシェアにまつわるトラブルと回避方法のコツとは?
生活費
オーストラリアの物価は日本とさほど変わりません。
滞在先と学校だけの生活であれば、月5万円ほどとなるでしょう。
これにプラス旅行に行ったり、映画を観たり、スポーツ観戦したりすれば交通費もかかってくるので、娯楽費といったお金が更に必要となる月もあるでしょう。
そういったことも見越して、1年間の留学であれば少なくとも100万円、さらに150万から200万円もあれば留学先での経験ももっと増やしていけることでしょう。
学校でのランチ代
ある程度規模の大きい語学学校であれば必ずカフェテリアがあります。
学校にもよりますが日本の学食のように豊富なメニューがある訳ではありません。
軽く食べられるようなサンドイッチやスナック、コーラやコーヒーなどのドリンクが大半です。
それぞれのメニューはそれほど高くありませんが、毎日ともなると「塵積って山となる」もの。
家でサンドイッチなどを作って持っていけば、ランチ代を節約することができますね。
語学留学の費用はオーストラリアで学ぶ目的を明確にして計画を立てよう!
オーストラリアでの語学留学の準備や、留学先で必要となる費用について説明してきましたがいかがだったでしょうか。
留学費用は通学する学校・ステイ先の費用、これとは別に生活費を分けて考えることが必要です。
例えば学校費用、ステイ先費用100万円、生活費100万円、トータル1年間で200万円が必要と換算できます。
予算が決まれば学校選びができるようになります。
そして生活費が決まれば、どのように現地で暮らしていけばよいかイメージすることができます。
そのようにイメージしていくと、留学生活のための準備が楽しくなっていきますよね。
わからないこと、不安なことは留学専門のエージェントともよく相談しながら、何のために語学留学をするのか、目標を明確にして準備を進めていきましょう。
留学エージェントが決まっていない方にはこちら!⇩
留学エージェントのパンフレットをまとめて取り寄せができる「留学Debut」というサイトがあります。
とはいえ、留学デビューというサイトが安全なのかも気になりますよね。そこでこのサイトの評判や留学エージェントについて徹底調査しました!
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よろしければ参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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