留学中のルームシェアが原因?ストレスを溜めずに過ごすには?

 

留学中はいろんな意味で新しい自分との出会いがたくさんあります。

 

「私って実はこんなに繊細だったの!?」とか「意外と図太いんだな~」とか(笑)

 

今まで慣れ親しんだ環境から一転、異国の地で知っている人もいない、言葉も通じない環境に身を置くと今まで気づかなかった自分の本性のようなものが見えるんです。

 

実はこれって追い詰められた状況だからこそ気づくことができる、貴重な体験だったと今でも私は思っています。

 

ってこんな風に言えるのは、もう過ぎた過去だからであって、その渦中にいるときは中々このようにポジティブにとらえることは難しいと思います。

 

「新しい自分に出会える・気付ける」と言えば聞こえはとてもいいですが、問題に直面しているときってどちらかというとネガティブな自分が顔をのぞかせる方が多い気がします。

 

そして、はじめは何でもないようなことも、溜まっていけばいくほどだんだん心の負担になり、ストレスとなっていきます。

 

ネガティブな問題は避けられるなら避けたいですよね?

 

今回は留学中に知らず知らずのうちにストレスが溜まりやすい、ルームシェアに関するストレスに焦点を当てて対策なども合わせてご紹介します。

 

留学中のルームシェア、ストレスの原因とは

 

留学中は慣れない異国での生活で神経を張り巡らせているので、色々なことに普段よりもとても敏感になっています。

 

また英語がペラペラな人は問題ないかと思いますが、大多数の人は英語にも苦労しているはず。

 

日本で想像していたよりも言葉が通じない、言いたいことが伝わらないってとてもフラストレーションがたまるんです。

 

「塵も積もれば山となる」と言われているように、一つ一つの問題はとっても小さかったとしてもそれが知らず知らずの間に心につもり、何気ない瞬間に爆発してしまうなんてことも珍しくありません。

 

ここでは主にルームシェアでの、ストレスの原因を考えてみたいと思います。

 

あなたが思っている「常識」や「当たり前」は通用しない

 

これは私が留学を通して痛感したことです!!

 

大切なことなのでもう一度。

 

あなたが思っている常識や当たり前は通用しません!

 

なぜならば、あなたが「常識でしょ」とか「当たり前でしょ」と思っていることは、あなたが育ってきた環境では常識や当たり前の事だったかもしれませんが、他の人が必ずしも同じとは限らないからです。

 

まずはとても身近な例を挙げてみましょう。

 

例えば、多くの日本人は電車やバスでは、他の人の迷惑にならないように携帯電話やスマートフォンはマナーモードにして通話をしないというのがマナー、いわゆる常識になっていますよね。

 

でも私が留学していたフィリピンでは当たり前ではありません。

 

日本のバスにあたるような乗り物ジプニーの中でしかも大声で電話をしているなんて日常茶飯事でした。

 

これはルームシェアでも同じことが言えます。

 

私が実際にルームメイトにされて驚いてしまったことなのですが、授業の合間に仮眠をとっていたところ、ルームメイトが友人を部屋に連れてきて私が寝ている隣のベッドでおしゃべりをし始めたのです。

 

最初は気を使ってくれていたのかヒソヒソ話のような小さな声だったのですが、だんだん盛り上がりどんどん声が大きくなり、寝ていた私にとってはとても不愉快でした。

 

私にとって寮の部屋は「プライベートスペース」だったため、部屋に友人を呼ぶならルームメイトの許可を得るのが当たり前と思っていたのです。

 

また、個人の私物を借りるときは、持ち主に一言声をかけて許可を得てから借りるのが常識だと思っていたのですが、それもルームメイトにとっては部屋にあるものだから勝手に使って当たりまえでした。

 

これらの経験から、私にとって常識や当たり前であることが、ルームメイトにとってはそうでないことがたくさんあるんだと学びました。

 

留学先でのルームシェアでは特に、育ってきた環境や文化が異なる人と一緒に生活するため、日本の常識や当たり前は相手にとっては当たり前ではありません。

 

それなのに「なぜわかってくれないんだ」「なぜ感じてくれないんだ」と悩んでいても仕方がありません。

 

そのことをきちんと知っておく、理解しておくことが大切です。

 

物の所有に関する考え方の違い

 

『あなたの「常識」や「当たり前」は通用しない』と関連している部分もありますが、物の所有に関する考え方でも違いを感じることが多いです。

 

留学中にあった例を挙げると下記のようなことがありました。

  • 私が買って共有の冷蔵庫に入れておいたジュースやヨーグルトが勝手に食べられてなくなっていた
  • 私の机に置いてあった文房具を無断で使い、使用後はそのままルームメイトのデスクに放置されていた
  • シャワールームに置いておいた小分けのシャンプーとトリートメントがなくなっていた

 

一つ一つはとても小さなことです。

 

でもこういうトラブルって多いんです。

 

Aちゃん

これって一言「使っていい?」や「シャンプーが切れているの忘れてて買ってないからもらえない?」などと声をかけてくれればすむことなのに…

 

なつ

そう思うでしょ?

でもそれは私達が育ってきた環境、教育ではそうであっただけで、相手も同じとは限らないし、勝手に使っても問題なかったら、そういう発想が浮かばないんだよ。

 

Aちゃん
なるほどね~、私は人のものを勝手に使っちゃいけないって小さい頃から言われて育ってきたから、借りるなら声かけるのが当たり前と思ってたけど、中にはそういう風に教えられていないって文化もあるもんね…

 

解決策は、共有の場所に置くものには名前を書く、パーソナルスペースにあるものは勝手に使ったり触ったりしないでほしいと伝えることが必要です。

 

自分の要求がうまく伝えられない、伝わらない

 

ルームシェアの時だけに限ったことではありませんが、これもとても大きなストレスの原因になります。

 

ルームシェアでは特に「してほしくないこと」「やめてほしいこと」ははっきりと言葉にして相手に伝えないと伝わりません。

 

お互い母国語ではない言葉でコミュニケーションをとる場合が多いため、思ってもいないような伝わり方をしたり、本意が伝わらなかったりとイライラすることも。

 

そこでなぜ理解してもらえないんだろう、嫌われているのかなどと考えてしまうとどんどん心の負担になってしまいます。

 

英語を勉強中の人同士の会話なんだから、初めからすんなり伝わらないことがあって当たりまえ。

 

そこで深く考えこまず、どうしても困ったときなどは先生に相談するなど、早めに周りを頼るようにしましょう。

 

どこまで言えばいいのか、言っていいのかわからない

 

結論を言うと、「意思をはっきりする伝える」ことが大切です。

 

こういうと、自分の意思を伝えなくてはと分かってはいても、日本語はオブラートに包んで言うということが多いため、苦手な人が多いです。

 

日本人は特に、「相手に理解されなかったらどうしよう…」「〇〇を言ったがために関係が悪くなったらどうしよう…」などと悩んでしまいがちで、それがまたストレスになることも珍しくありません。

 

ですがここは割り切りが肝心です。

 

日本人同士のコミュニケーションではないので、空気で察してほしいという態度のほうが理解しがたく、何を考えているかわからず近寄りがたい人になってしまうようです。

 

伝え方のポイントは、要点を絞って、「何をどうしたい/したくない」のかをはっきりさせることにフォーカスすることです。

 

 

ストレスを回避するためには?

 

  • ルールを明確にしておくこと
  • 意思表示をはっきりすること 

 

これまでにも繰り返しお伝えしてきたように、留学中は自分とは全く異なる文化・環境で育ってきた人達と生活することになります。

 

そこにはイメージするよりも沢山の大きなギャップがあります。

 

でもこれはルームメイトにとっても同じことです。

 

お互いの文化や習慣を尊重しながらうまく折り合いをつけるためには、明確なルールを決め、「Yes、No」の意思表示ははっきりすることが必要不可欠だと感じました。

 

ストレス解消におすすめ

 

ストレスの原因や回避策を知っておくことは事前に自分自身で心の準備をしておくために必要なことだと思います。

 

しかし原因や回避策を知っていたとしても、多かれ少なかれストレスは溜まります。

 

自分で抱えているストレスに気付いたときにどう発散・解消するかがとても大切になります。

 

そこで留学中でもできるおすすめの方法をご紹介します。

 

体を動かす

 

悩みやストレスがあるとどうしてもそのことばっかり四六時中考えがちです。

 

忘れよう忘れようと思っても、気がかりなことは中々忘れられないもの。

 

そんな時におすすめなのが、体を動かすことです。

 

私が留学していた学校には、バドミントンやバレーボールなどができるコートがあったのでそこで体を動かしたり、近くにあるジムに友人と行ったりしていました。

 

私は気分転換&ダイエットのためにやっていました(笑)

 

四六時中机に向かっているだけではなかなか集中力が持ちません。

 

運動が苦手な方はお散歩をする程度でもリフレッシュできると思うので、ぜひ試してみてください!

 

普段と違うことをしてみる

 

留学中は気軽に外出するのが難しい場合も多いですよね。

 

その場合に、おすすめなのが自分自身の日頃のスケジュールを少し変えてみることです。

 

例えば、夜型で夜遅くまで勉強しているのを朝型に変えてみたり、週に1回外出してコーヒーショップで勉強したりと何か一つ変えることで気分転換になります。

 

十分な休息をとる

 

留学は時間との勝負でもあります。

 

達成したい目標が高ければ高いほど、勉強しなければ…となりがちですが、十分な休息をとることも勉強に集中するためには、とても大切です。

 

十分な休息時間も考慮した上で継続可能なスケジュールを組み立て、余計なストレスを抱えないようにしましょう。

 

 

留学中はルームシェアと向き合いストレスフリーへ

分からないこと、未知の事って不安で心配ですよね。

 

留学前は色んな事が不安でネガティブに考えがちだと思います。

 

ルームシェアにはトラブルも生まれてしまいます。

【留学】ルームシェアにまつわるトラブルと回避方法のコツとは?

 

けれどそこから生まれるトラブルやストレスの対応策はただ一つ。

 

「お互いきちんと話しをして、意思の疎通をすること」だけです。

 

極論のように聞こえるかもしれませんが、国籍や育ってきた環境は違えど同じ人間です。

 

もちろん日本人同士の会話のように阿吽の呼吸で、すべて言わなくても分かってくれるというようなことはありませんが、きちんと話せばわかってくれます。

だから余計な心配はせず、そして無理な我慢もせず、何よりきちんと話ができる関係をルームメイトと築くことが一番の解決策になると信じています。

 

留学中の悩みやトラブルをサポートしてくれる「留学エージェント」もありますよ。

こちらも、一度のぞいてみてくださいね。

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最後までお読み頂きありがとうございました!

 

 

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