「語学留学をしたい」と思った時、みなさんはどのくらいの期間留学してみようと考えていますか?
海外の大学、大学院、カレッジ、現地の語学学校と英語を学ぶための場所はこれらが主流でしょう。
大学院、カレッジであれば2年間、大学であれば4年間基本的に通うことになります。
大学へ入学するために語学力を向上させ、大学受験をするためにTOEFLの資格等を取得するなら、現地の語学学校へも数か月通う必要性が出てきます。
そこで、今回は長い本留学をと考える前に、一度短期留学することがおすすめな点についてご紹介していきます。
目次
短期の語学留学期間とは?
短期とはどのくらいの期間のことを指しているのでしょうか?
1,2週間ですとホームステイという言い方があったりしますね。
短期とは1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、最大でも6ヶ月までは一般的に短期と言える範囲の留学と言えるでしょう。
短期で語学留学する理由
短期でも長期でも目的を持って留学をしますが、その中でも短期ですと集中して自分が学びたいことや経験したいことができる環境へ持って行くことができます。
たとえば1ヶ月とした場合、短期間だからこそせっかくの外国での学びや体験、生活することを満喫させようと次から次へと密に行動をしていきます。
短期で学べるコースにはどんなものがあるの?
語学学校での一般英語のコースの他に、現地の大学入試の際に必要な資格のTOEFLコースやIELTSコース、英国の英語資格であるCambridge試験対策コース、ビジネス英語コース、TOEIC試験対策コースなどがあります。
また、英語+フラワーアレンジメント、乗馬、ダンス、サーフィン等のスポーツ系コースなど、多様なコースが選択できる学校もあります。
ヨガやピラティスなど習い事や趣味として日本でやっていることを全て英語で習うことができ、場合によってはインストラクターの資格も現地で取得できるコースもあったりします。
自分の好きなことプラスαで英語まで学べるなんてお得ですよね。
短期留学のおすすめポイント
では、短期留学のおすすめポイントとしてどうようなものがあるか見ていきましょう。
英会話を実践できる時間・場所が多い
日本に住んでいれば日本人が多く住んでいて日本語が日常的に飛び交っているように、外国へ行けばそこに住む現地出身の外国人が多く住み、そこの母国語が日常的に飛び交っています。
つまり絶対的に英語を話さざるおえない状況になる訳です。
日本に住んでいるのと同じように現地で生活してみて下さい。
たとえば、スーパーへ買い物に行ったり、映画を観たり、散歩したり、道を尋ねたり、友達とカフェで話したり、電車やバスに乗ったり、習い事をしたり、これらのことを行動するたびに一言、二言英語を話すきっかけが生まれます。
また、ホストファミリーのお手伝いをしたり、ホストファミリーと日常的に学校での出来事を話したり、日本の家族のことや自分の仕事のことや好きなことを話したり、普通に会話をしたりしますよね。
それらを英語で全て実践できるという訳です。
英文法を英語で理解することができる
これは私なつのちょっとした経験なのですが、日本人は英語の文法は非常に得意だったりします。
でも、数ある文法の中でも「この文法は何度勉強しても理解できないんだよねー」っというものもあったりしませんか?
日本人が苦手意識の高い文法として、英語の小説を読むとよく出てくるのですが、それは「過去完了形」や「仮定法」ではないでしょうか。
私も何度勉強してもその時は理解できるのですが、実践だったり英語のライティングとなると途端にあれ?なんだっけ?となったりしていました。
何度勉強してもつまずいていたこの文法が、現地で文法を学ぶクラスで教えてもらっていた時に、「なるほど!やっと理解できた!」とストンと腑に落ちた経験があります。
あの感覚は今でも覚えております。
それくらい衝撃的な出来事でした。
英語の文法を英語で教わることのできる環境が常に整っているのも留学ならではですよね。
こちらの記事では、英語の勉強方法と上達方法についてご紹介しています。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
長期の留学をする前に現地での生活をシミュレーションできる
短期で留学をする時は大抵の方が現地のホストファミリーのお家でホームステイというスタイルを選択されると思います。
日本のホテルや親戚の家に泊まりに行く感覚で行ってしまうと少し衝撃を受けるかもしれません。
ホストファミリーは基本的に泊まる部屋と食事の提供をしてくれます。
シャワーの時に使用する石鹸やシャンプーは自分で持っていくようにして下さい。
初めてのホームステイの時にあったことですが、日本でのホテルに宿泊する感覚で行ってしまい、シャンプーはそこの家にあるものを普通に使わせてもらえると思っていました。
アメニティや備え付けのシャンプーみたいな感覚ですね。
シャワーの使い方をホストマザーから教えてもらっていた時に、「シャンプーはどこにありますか?」と質問したらとても驚かれました。
「今日は私のを貸すけど、明日は自分で買ってきたものを使ってね。
これは私専用のシャンプーだから」と何回も自分用シャンプーと連呼されました。
これは特殊な経験のひとつだったかもしれないですが、自分の身の回りで使用するものは自分で用意するものなんだと感じた出来事でした。
長期で語学留学を考えている方にとっては、短期の留学をすることで本留学する前に心得ておくことが経験できる点もおすすめであります。
こちらの記事では、海外赴任についてですが、現地の生活に慣れるまでについてご紹介しています。
ぜひ、参考にしてみて下さい。
短期留学で注意したい点
では、短期留学する際に注意したい点について見ていきましょう。
季節により金額が変動する
海外旅行をする時にもそうですが、季節により金額が変動します。
夏の時季は夏休みとも重なり、飛行機のチケットやホテル代など高めに設定されております。
従いまして、短期のホームステイや留学も割高な金額で設定されていることがほとんどです。
短期ということで安く済ませたい場合は季節も気にしながら計画を立てるといいでしょう。
治安のよい国を選択する
短期という密なスケジュールの中では、学校での勉強の他に観光やスポーツ観戦や習い事も含めて行動されたい方もいます。
スポーツ観戦は夜に試合をすることも多いので試合終了後は夜かなり遅い時間に帰宅することになります。
夜に行動する可能性も考え治安のよい国を留学先に選ぶことも重要です。
治安のよい国にこだわるなら、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドがおすすめです。
日本はひとりで夜道を歩いていてもまだまだ安全な国です。
いくら治安のよい国であっても日本の感覚で行動しないようにくれぐれも注意して下さい。
短期留学は将来への可能性を広げる第一歩になる
今回は語学留学について、短期でのおすすめポイントを紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
わずか10日程の海外旅行のときでも感じることですが、日本を出ると「日本て本当にすばらしい国なんだな」とすごく実感することができ、客観的に日本を見ることで改めて日本の良さを理解できます。
旅行でのバカンス気分とは違い、短期でも海外に留学して実際に生活してみることで、自分という人間を理解でき、自分の良いところ、悪いところも気づくことができます。
自分の中にある引き出しが「こんなこともあったんだ」と発見できます。
失われた30年によって景気が回復せず、就職氷河期と言われた時代もあり、その中で海外留学をしてみたいと考える人が以前よりかなり減っている昨今です。
日本から出てみないのはとても勿体ないことだと私なつは痛烈に感じます。
短期でも日本を飛び出して自分の可能性を広げてみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。