ワーキングホリデーで行ける英語圏、魅力やビザについて解説!

 

ワーキングホリデー、行くなら英語圏の国に行きたい!と考えている方、多いと思います。

英語を勉強したい、英語を仕事で使いたい、少し英語が分かるから、外国の方とコミュニケーションしてみたい、などなど、ワーキングホリデーで英語圏に行きたい方の目的は様々です。

 

英語圏でどこに行くか迷っている、そんな読者様へ。

英語圏の国、それぞれの英語の違いや国別の魅力、ビザの申請方法など、人気国ランキング順に紹介していきます!

 

補足
この人気ランキングは、2018年度のランキングです。

ワーキングホリデー制度を支援し促進している非営利団体、日本ワーキングホリデー協会が、協会を利用する方々を対象に行ったアンケート結果で、行ってみたいと思う人気渡航先ランキングを基にしています。

 

ワーキングホリデー、協定国で英語圏の国はどこ?

 

なつ
そもそも英語圏の国で行ける国はどこなのかな?

 

ワーキングホリデー制度で、日本と協定を結んでいる国は、2020年1月現在24か国・地域になります。

そのなかでも英語圏の国は、カナダ、イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドの5か国です。

申請時の年齢は、アイルランド以外の国は18歳~30歳まで、アイルランドは18歳~25歳までとなっております。

 

読者さま
アメリカは英語圏なのに行けないの?

 

残念ながら、アメリカはワーキングホリデー制度の協定は結んでおりません。

そのため、アメリカに語学留学をお考えでしたら、90日以上の語学留学をする場合、ビザの申請が必要になります。

今後協定が結ばれるといいですね。

 

なつ
アメリカは対象じゃないけど、その他の国で5か国も選べるよ!次に人気順に行ける国を詳しく説明するよ!

 

ワーキングホリデー、英語圏人気No.1!オーストラリア

 

1位はオーストラリアです!

オーストラリアと言えば、コアラやカンガルーなど、現地でしか出会えない動植物が生息し、アウトドアアクティビティが豊富で、自然保護や環境保全団体も多く存在する国です。

このような職種に興味のある方にもおすすめの国です。

 

そして、なんと言っても治安が良く、その治安は日本に匹敵します。

また、衛生面や医療面も世界高水準なのに加え、日本との時差も1時間ほどなので、初めてのワーキングホリデー、初めての海外旅行には適しているかもしれませんね!

 

そして、昔から多種多様な民族、文化を受け入れる国で、日本が一番初めにワーキングホリデー制度を開始した国でもあります。

日本以外にも世界各国とワーキングホリデー制度を結んでおり、世界中から人が集まってくる国でもあります!

 

オーストラリア英語について

 

英語に関しては、日本人が学校で習う英語はアメリカ英語ですが、オーストラリアはオーストラリア英語といって、アメリカ英語と比べて発音の仕方や言い回しが違います。

例えば、「A」を「エイ」ではなく、「アイ」と発音したり、英単語のスペルも微妙に異なります。

しかし、異文化交流が盛んな国なので、相手が英語が苦手であっても聞こう、受け入れようとしてくれる国民性です。

 

そして、オーストラリアの国民も、日本語を勉強している方が数多くおります。

昔から異文化を受け入れてきた国だけに、いつか海外で永住したい、なんて方にも向いていると思います!

 

オーストラリアのワーホリビザについて

 

オーストラリアは、1980年に日本とワーキングホリデー制度を結び、年間発給枠がありません。

そのため、ビザに通りやすいです。

申請は、インターネットでの申請です。大使館のホームページを確認しましょう。

 

通常であれば、ビザが下りるのも比較的早いです。

また、日本から直行便で行けるので、渡航費が安く、医師、弁護士などの資格が必要な職種以外であれば、比較的簡単に仕事に就くことができます。

 

そして、なんと言っても「セカンドワーキングホリデー制度」という制度があり、一定の条件を満たせば滞在期間を最大2年まで延長することができます。

ワーキングホリデー期間中に現地で英語の資格を取りたいという方にも適した制度です。

文化を学んだり、英語の勉強には適した環境ですね!

 

ワーキングホリデー、英語圏人気No.2!カナダ

 

2位はカナダです!カナダと言えば、自然豊かでアウトドアアクティビティが豊富です。

ウインタースポーツがお好きな方は、カナダで3番目に大きな都市、バンクーバーがおススメです。

 

バンクーバーは日本からの飛行機の便数も多く、日本人観光客が多いので、英語力の少ない日本人でも働きやすいです

2010年の冬季オリンピックが開催された都市で、世界でも有数のスキー場、ウィスラーまで、バスで3時間くらいで行けるので、カナダのワーキングホリデーで一番の人気都市です!

 

カナダで、一番大きい街はトロントです。首都はオタワですが、大きさでいうと4番目の大きさになります。

トロントは、ナイアガラの滝があり、アメリカのニューヨークまで飛行機で1時間半という距離の近さも人気の一つです!

 

カナダは英語を学びたい、アウトドアをしたいという方には人気の都市ですが、注意点は日本との時差があるということです。

日本で朝9時にカナダでは17時です。

日本の家族と連絡をとるにも、時差には注意ですね!

 

カナダ英語について

 

そんなカナダの英語はというと、アメリカ英語と、イギリス英語が混ざったような言語と捉えると分かりやすいと思います。

発音はアメリカ英語ですが、スペルやボキャブラリーにイギリス英語が混ざっています。

 

カナダ英語の大きな特徴は、「o」の発音です。

イギリス寄りの発音になり、アメリカ英語では、「o」は日本人からすると「ア」に近い音に聞こえ、イギリス式の発音と比べると、かなり口を大きく横に開いて発音します。

 

それに対し、カナダ英語ではもっと口をすぼめるため、日本語の「オ」に近い音に聞こえます。

「pot」「not」などといった基本的な単語でよく使われますので、慣れるまで注意をしましょう。

 

また、モントリオールも2番目に大きな都市で人気な街ですが、モントリオールはフランス語圏になります。

フランス語が勉強したいのであれば、フランスに行くほうが上達は速いでしょう。

ですが街中の看板もフランス語になるので、英語もフランス語も勉強したい方は、モントリオールはおススメです!

 

カナダのワーホリビザについて

 

カナダは、1986年から日本とワーキングホリデー制度を結び、ワーキングホリデービザの年間発給枠が6500名です。

 

申請者数は2010年から毎年減少傾向にありますので、発給枠が定員に達することはほぼありません。

年末には来年度の新規申請方法が発表され、新年から申請受付がスタートします。

しかし、カナダのワーキングホリデービザの申請方法は年に数回変更されることがありますので、大使館のホームページをよく確認したり、最新情報をチェックしましょう。

 

また、滞在期間は最大1年間で、就学期間は6か月、就労に制限はないので、冬のカナダ、ウィスラーで働きたい!という方も世界中から多くいらっしゃいます。

英語の習得はもちろん、コミュニケーション能力の上達にも繋がること間違いないですね!

スキー場で働きたい場合には、10月くらいから面接が始まりますので、ビザの申請などの手続きは、7月くらいからは始めましょう。

 

ワーキングホリデー、英語圏人気No.3!ニュージーランド

 

3位のニュージーランドはというと、世界遺産であるトンガリロ国立公園、テ・ワヒポウナム亜南極諸島の3か所が国土の10%を占める国で、火山群やフィヨルド、氷河などを目の当たりにできます。

そして、活火山もあり、温泉も堪能できます!

 

ですが街があまり大きくなく、小さな街が多いので、大都市大好き!という方には不向きかもしれません。

仕事も農業の仕事が多いため、自然大好きで、自然を堪能したい方にお勧めです。

 

また、マオリ族という先住民の文化を守ることが重要視されていて、マオリ族の考え方やアイデンティティがニュージーランドの社会の一部となっています。

最近では、ラグビーを通し、マオリ族の「ハカを知った方もたくさんいらっしゃると思います。

この、伝統的な戦いの踊りなど、興味を持たれている方には、是非渡航して現地で学んで来てくださいね!

 

ニュージーランド英語について

 

ニュージーランドの英語はというと、イギリス英語が基になっています。

また、マオリ語ももう一つの公用語になっているので、マオリ語から派生した発音のしかたや、綴り、単語の違いもあります。

独特な文化の融合した英語となるため、訛りが強いなと感じたり、単語の違いに苦労したりはあるとは思いますが、ニュージーランド英語の歴史的背景などに興味を持たれる方もいらっしゃるかもしれません!

 

ニュージーランドのワーホリビザについて

 

ニュージーランドは、1985年から日本とワーキングホリデー制度を結び、年間発給枠がありません。

ビザの申請は、ニュージーランドの移民局サイトにユーザー登録をし、オンラインでビザの申請が可能です。

 

日本から申請をする場合は、胸部のレントゲン検査を指定病院にて受けることが義務付けられており、場合によっては健康診断が必要となります。

検査結果は病院が移民局に送るので、審査結果は一週間から10日程度でメールで届きますが、時間的に余裕を持ち、早めに申請をしましょう。

また、ニュージーランド大使館の申請事項をきちんと確認してから申請をしましょうね。

 

ワーキングホリデー、英語圏人気No.4!イギリス

 

イギリスといえば、皆さんご存じの通り、大英博物館やバターミア湖、王室の住む宮殿など、様々な観光地があり、サッカーやテニスも盛んで、旅行先としても人気の国です。

また、ロンドンを中心にファッションや芸術の街としても魅力溢れる国です。

 

イギリスにワーキングホリデーに行って、ヨーロッパ各地に旅行もしやすいので、とても人気の国です。

ですが、物価は高いですし、天気も変化が激しいです。

また、観光客相手にスリも多発しているので、渡航の際には十分計画を立て、準備をしてから行きましょう。

 

イギリス英語について

 

イギリス英語は、イギリス国内でもアクセントや発音が異なります。

そのため、イギリス英語の標準発音を容認発言と呼び、「クイーンズ・イングリッシュ」と言います。

この「クイーンズ・イングリッシュ」を英語学習や公共放送で使用されています。

 

アメリカ英語との違いは、スペルの違いもありますし、単語の意味の違いや、文法の違いもあります。

また、「A」を「アー」とはっきり発音するので、日本人の和製英語に近い発音になります。

アメリカ英語との違いは上述した以外にもたくさんあります。しかし、アメリカ英語がある程度わかっていれば、そんなに苦労はないと思います。

 

イギリスのワーホリビザについて

 

イギリスは、2001年から日本とワーキングホリデー制度を結び、ワーキングホリデービザの年間発給枠が1000名と、枠が限られています。

ワーキングホリデーの行く先として人気の国で、しかも枠があるので、毎年2回の抽選で対象者が決まります。

 

また、イギリスのワーホリビザの正式名称は、ユース・モビリティ・スキーム(YMS)と言い、滞在期間が2年間と長く、学校に通える期間や就労に関する制限もありません。

その自由度が人気の理由の一つとなっています。

 

この2年間という長い期間を利用して、契約社員として現地で働き、ビジネスのスキルを磨いたり、語学留学はもちろん、ヨーロッパ中をバックパックで周遊する人もいます。

申請は、募集が開始されたらイギリス大使館が案内するメールアドレスに応募の旨を連絡し、ホームページで申請をします。

 

同時に、ビザの申請手数料とイギリスでの健康保険料をクレジットカードで支払い、大阪か東京にある大使館に実際に行かなくてはなりません。

そのため、大使館のホームページをよく確認しておきましょう。

申請には手間はかかりますが、人気の国での経験はかけがえのないものになること間違いありませんね!

 

ワーキングホリデー、英語圏人気No.5!アイルランド

 

アイルランドは、他の英語圏と比べて日本人が少なく、通称「エメラルド島」と呼ばれる通り、年間を通して温暖で、牧草地が多く、ゆったりとした雰囲気で、日本人の少ない土地で過ごしたい方にお勧めです。

また、アイルランド人はとてもフレンドリーなので、コミュニケーション能力を磨きたい方にピッタリかもしれません!

 

また、イギリスよりも物価は安く、ギネスビールが有名で、アイリッシュパブも数多くあります。

お酒の勉強がしたい!という方にも良い渡航先でしょう。

犯罪率は低いですが、一応、酔っ払いの暴行事件やスリや置き引きにも注意してくださいね。

 

アイルランドの英語

 

アイルランドは、もともとはアイルランド語を多用していた国です。

そのため、アイルランド英語はアイルランド語の影響を強く受けています。

 

アメリカ英語との違いも多く、イギリス英語寄りですが、アメリカ英語では「th(θ,ð )」という発音がよく使われるのに対し、アイルランド語にはない音なので、アイルランド英語にはもちろんない発音になります。

また、とても早口なので、慣れるまでは大変かもしれませんね。

 

ですが、語学学校の先生はもちろん、多くのアイルランド人も聞きやすい英語を話しますので、英語を勉強するのには特に支障はないでしょう。

アイルランドに行く前に、アイルランド英語やアイルランド語について少し勉強しておくと、よりコミュニケーションが楽しくなるかもしれないですね。

 

アイルランドのワーホリビザについて

 

アイルランドは、2007年から日本とワーキングホリデー制度を結び、ワーキングホリデービザの年間発給枠が800名と限りがあります。

滞在期間は1年間で、就労や就学に制限がありません。

 

そのため、イギリスのワーホリ抽選に落ちた方や、イギリスの物価の高さに支障をきたしている方などが多く渡航しています。

募集期間は年に2回とイギリスと同じです。

また、申請書をダウンロードして必要事項を記載し、e-mailで送るだけと簡単ですが、大使館のホームページをよく確認し、申請をしましょう!

 

 

ワーキングホリデー、英語圏の国も多種多様

 

「英語圏の国」と、一言で言っても違いはたくさんありますね。

人気の観光地もそれぞれにあります。ビザの申請方法の気楽さで渡航先を選んでもいいと思います。

英語の違いも分かりましたでしょうか?

 

よく、「○○訛り」と評される英語ですが、それは私たち日本人も同じです。

津軽弁、関西弁、福岡弁、などなど、それぞれの訛りは異なります。

でも、同じ「日本語」です。

 

オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、それぞれの英語について見てきましたが、皆同じ「英語」です。

 

かなり前ですが、イギリス人の英語教師に「なぜ日本はアメリカ英語しか教えないのかな。僕はイギリス英語に誇りをもっているのに」

という話をされたことを覚えています。

どこの国で英語を学んでも良いのです。

 

その国の文化と言語の発展について調べてみたり、訛りについてや言語について、現地の人に聞いてみてもいいのです。

違った価値観を得られるかもしれません。

 

私たち日本人も、日本人であることに誇りを持ち、訛りだってステキだよ!と、大きな声で言えるように、多種多様な世界に挑戦してみてくださいね!

 

こちらの記事も参考に、素敵なワーキングホリデーを過ごしてみてください!

初のワーホリ!行こうよワーホリ!準備は何から始める?!

2020年1月23日

憧れのワーキングホリデー!日本の制度をわかりやすく解説!

2021年2月3日

語学留学とは?留学先の選び方と成功のためのポイントを解説!

2020年12月23日

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です