オーストラリアとカナダ!
どちらも大自然が魅力の大国です。
この2カ国は旅行先としても人気ですが、ワーキングホリデーの渡航先としてもNo.1・2を争っているんです!
今回はオーストラリアとカナダの魅力に迫りつつ、ワーホリメーカー視点からこの2カ国を徹底比較しちゃいます!
ワーホリにご興味のある読者様、必見ですよ!!
「そもそもワーホリって何?」という方はまずは↓こちらからチェックしてみてくださいね。
目次
ワーホリ人気の2大渡航先!オーストラリアとカナダ!
日本とワーキングホリデー協定を結んでいる国は24ヶ国あります。(2020年2月現在)
英語圏だけではなく、ヨーロッパやアジアなど様々です。
オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、アイルランド、デンマーク、ノルウェー、香港、台湾、韓国、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スペイン、チェコ、アルゼンチン、チリ、アイスランド、スェーデン
こんなに沢山の国に行くチャンスがあるなんて、すごいですよね♪
そんな中でも治安が良く、英語が公用語であるオーストラリアとカナダが人気なんです!
次からは、オーストラリアとカナダそれぞれの特徴について解説していきます。
南半球と北半球という正反対の地理条件だけでなく、言葉や文化など様々な特徴があります♪
きっと読者様も行きたくなっちゃいますよ!
オーストラリア
ワーホリの渡航先人気No.1は、実はオーストラリアなんです。
2018年のワーキングホリデービザでの渡航者は1万人に達しています。
広大な土地を持つオーストラリアの主要都市は「世界の住みやすい都市ランキング」の常連であるほど暮らしやすく、銃社会ではない大変治安の良い国です。
また日本への関心が高く、日本語の勉強をしている人もいるほどの親日国。
その点でも安心して渡航できます。
基本情報を見てみましょう。
年齢 | 18〜30歳 |
滞在可能期間 | 12ヶ月間 |
就労 | 一時雇用主の元で6ヶ月間
ファームであれば12ヶ月間 |
就学 | 4ヶ月間 |
セカンドビザ | 政府指定の場所で88日就労することでさらに1年滞在できる |
サードビザ | セカンドビザで特定の仕事を6ヶ月間就労するとさらにもう1年滞在可能 |
オーストラリアでのワーホリのメリットは、何と言っても最長3年間滞在できるということ!
もともとあったセカンドビザの制度に加え、2018年からサードビザの制度が導入され2019年7月から発行されるようになりました。
セカンドビザ取得のためには88日間必要だった就労が、サードビザ取得のためには6ヶ月間と長くなっています。
ここでいう「就労」とは農業や畜産業、いわゆるファームと呼ばれるところが多いです。(それ以外にも漁業、林業、鉱業、建設業があります。)
北はケアンズのバナナファームから南はタスマニアのチェリーファームなど、様々なファームそして職種があります。
季節的にも内容的にも決して楽な仕事ではないので、しっかりと下調べをしてオファーしましょう。
長期での滞在を検討している方にとって、こんな素敵な渡航先はないですよね♪
そして、オーストラリアの魅力は何と言っても息を飲む大自然!
エアーズロック、グレートバリアリーフ、オペラハウスという誰しもが知っている世界遺産があり、コアラやカンガルー、ワラビーはもちろんのこと、カモノハシ、ハリモグラ、エミューといった珍しい動物も見ることができます。
広大な自然を満喫するため、ワーホリ渡航者の中にはオーストラリア一周(1万キロ以上!)をする人たちもいるくらいです♪
世界で協定国の中で夏が一番長い国であるオーストラリアでは、マリンスポーツが盛んです。
サーフィン、ダイビング、ヨット、ラフティングなどができます。
暖かい気候が好き、マリンスポーツを極めたい人にはたまらない国ですよね!
しかしメルボルンやキャンベラなど南の方に行くと冬には雪が降り、ウインタースポーツも楽しめます。
暖かい気候や海が好きならオーストラリアはピッタリです!
また、暑いのはどうも苦手という方も、日本とは全く質の違う湿気のない暑さなので案外楽しめちゃうのがオーストラリアなんです。
オーストラリアのワーホリ詳細については、こちらをチェックしてみて下さい!
カナダ
1971年に多文化主義政策を導入したカナダは、バンクーバーに住む52%の第一言語が英語ではないというほどの多国籍国家です。
その割に英語に訛りがないというのも魅力の一つ。
銃規制があるため治安が良く、寒いイメージがありますが東京とあまり気温が変わらないエリアもあり過ごしやすいため、ワーキングホリデーの渡航先としてオーストラリアに次ぐ人気国です!
基本情報はこちらです
年齢 | 18〜30歳 |
滞在可能期間 | 12ヶ月 |
就労 | 一時雇用主の元、6ヶ月間 |
就学 | 6ヶ月 |
オーストラリアと違い、セカンド・サードビザがないので最長12ヶ月間の滞在となります。
カナダもオーストラリアに負けない大自然を誇る国です。
オーロラや氷河、山脈…日本では見ることのできない、とてつもないスケールの大自然に囲まれた生活ができちゃいます。
世界遺産は17ヶ所登録されています。
オーストラリアほど有名ではないですが、ぜひ検索してみてください!
写真からだけでもその雄大さが伝わると思います♪
アウトドアも盛んなカナダ。
夏にはハイキングやサイクリング、カヌー、カヤック、ロッククライミングなどができます。
でもカナダの魅力はやはり冬!
冬になるとスキーやスノーボードなどが楽しめるのでウィンタースポーツがお好きな方は最高ですね♪
アメリカに近いカナダは、旅行先として気軽にアメリカへ行くことができます。
アメリカとの境界であるナイアガラの滝もそうですし、NYは飛行機で1時間半、ワシントンDCやボストンも2時間の距離です。
シアトルに野球を見に日帰り旅行♪なんていうのも良いですね!
ワーホリメーカーとして働いてみよう!
休暇を楽しむための費用を稼ぐことができるのが、ワーホリの一番の特徴と言っても過言ではありません。
学生ビザはあくまで「勉強」が目的なので就労(アルバイト)できる時間に制限があります。
しかしワーホリビザでは通常、特に時間に規制がなく就労することが出来ます!
オーストラリアでの就労
オーストラリアは最低基本給が世界一高い国で、19.49$と定められています。
求人件数の多いシドニー、メルボルンやブリスベンなど都市部では比較的仕事は探しやすいですが、キャンベラやタスマニアなど地方での仕事探しはやや困難です。
オーストラリアでは一時雇用主の元で6ヶ月間またファームであれば、申請し許可が下りた場合に一雇用主の元で12ヶ月間就労できます。(サードビザ取得のためにはさらに6ヶ月)
こんな場所で働くことができます!
- 日本食レストランでの給仕
- キッチンハンド
- 清掃員
- お土産屋
- 日本人観光客向けのツアーガイド
- ローカルレストラン、カフェ(バリスタ)
- ホテルやツアー会社のスタッフ
どんな仕事に就けるかは、英語力によります。
英語が初級レベルであれば日本食の給仕やキッチンハンドなど、中級以上になると日本人観光客向けのツアーガイドやローカルレストラン、カフェで働くことができます。
コーヒーが大好きなオージー(オーストラリア人)、個人が営むカフェやコーヒースタンドが沢山あります。
バリスタの腕によって味が全く変わるので、美味しいコーヒーを淹れられるようになりたい又は淹れる自信のある方は、ぜひカフェバイトに挑戦してみましょう!
ファームは農産、畜産業を営んでいる場所のことです。
- 果物(ストロベリー、ブルーベリー、マンダリン、マンゴーなど)のピッキング
- 野菜(トマト、ズッキーニ、スイートポテトなど)のピッキング
- bucket boysの仕事
- 酪農(牛の乳搾り)
- 馬、豚、羊、肉牛、鶏ファーム
bucket boysとは、収穫した物が一杯に入ったバケツ(10キロ程度!)をリレーしていき、駐めてあるトラックに運び入れる仕事のことで、力のある男性が就く仕事です!
畜産業系の求人は多くはないのですが、馬を扱うことができる人、肉牛を追い立てるため馬あるいはバイクに乗れる人など、経験者が求められることがあります。
こちらも重労働!しっかりと下調べしたいですね。
カナダでの就労
カナダでは一雇用主の元で6ヶ月の就労が認められていますが、カナダでの仕事をするのはオーストラリアに比べて少し難しいかもしれません。
チップはもらえますが、カナダの時給は10$前後と決して高くないのです。(州によって異なります)
高い英語力があればもう少し時給の良い仕事に就けたりチップで生活という事もあるのですが、そうでないと最低賃金になってしまいます。
ご自身の英語力が初級〜中級レベルの場合は、オタワ、ウィニペッグ、エドモントンあたりがオススメです!
人口の規模はトロントやバンクーバーに比べると少ないものの、仕事を探すには問題ない都市です。
主要都市に比べると日本人が少ないため英語が伸びやすいこと、物価が安いので節約できるというメリットがあります!
- 日本食レストラン
- ホテルスタッフ
- 日本人向けツアーガイド
- 語学学校スタッフ
- ローカルレストラン、カフェ(バリスタ)
- オフィススタッフ
和食が人気なので日本食レストランでの仕事があります。基本的に時給は日本円にして870円程度と高くないのですが、高級和食店になると高時給も狙えます!
カナダの夏はイベントが目白押し、冬はウィンタースポーツが盛ん!ということで、ホテルスタッフや日本人向けツアーガイドの仕事、スキーリゾートでの仕事もあります。
また英語のスキルがあればローカルのレストランやカフェ、オフィススタッフとしても働けます。
実は、カナダ人もコーヒーが大好き!カフェでの接客は時給920円程度ですが、経験があれば接客より時給が高めに設定されているバリスタという選択肢も!
カナダではレジュメ(履歴書)が大変重要だといいます。
たくさん作成して希望のお店などにドロップし(提出すること)、連絡を待つという方法で仕事を探します。
経験などをアピールし、目に留まるレジュメ作成を頑張りましょう!
同じ英語圏でも英語が違う!?
同じ英語といっても、オーストラリアとカナダの英語はだいぶ違います。
どんな風に違うのでしょうか?
オーストラリア英語
「オージーイングリッシュ」という言葉を聞いたことがありますか?
もともとイギリスの植民地だったオーストラリアはイギリス英語の影響を強く受けています。
移民の多いオーストラリアではイギリスからの独立後、英語がより多くの人にわかりやすいように簡略化されていきました。
それに加え、オーストラリア人の気さくで少し怠惰な性格が影響して短縮形や変形を多用する「オージーイングリッシュ」と言われる独自の英語に発展したんです。
「r」の音を発音しないのはイギリス英語にも同じ特徴があります。
アメリカ英語では舌を巻いて発音する「r」を、オーストラリア英語では舌を伸ばしたまま発音します。
例えばchair(椅子)はアメリカ英語では「チェア」ですが、オーストラリア(イギリス)英語では「チェー」と聞こえます。
日本人にとって巻き舌の「r」って難しいですよね?オーストラリア英語の「r」はなんとなくカタカナ英語のようなので、私たちにとっては発音しやすいかもしれません!
オーストラリア英語のaの発音は「アイ」です。
Monday は「マンダイ」、todayは「トゥダイ」と聞こえます。
「面倒臭がり」なオーストラリア人は、より短い言葉を好むために単語を短縮して言います。
例えば、Thank you. なら Ta .「タ」、cup of tea なら cuppa 「カッパ」になってしまいます。
オーストラリアの語学学校
ローカルの方との会話では戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、語学学校の先生はこのような発音や短縮は使用しないようなので安心です。
英語のスキルアップに重要な語学学校。
語学学校の費用は、月に約A$1,200ほどです。
多民族国家であるオーストラリアならではの、世界中から来た人たちと友達になり情報交換できるというメリットがあります!
日本人同士で固まらず、世界中の友達と学校の後に出かけたりすることで身につく英語もたくさんあるので積極的に過ごしましょう。
カナダ英語
カナダ英語は「カナディアンイングリッシュ」と呼ばれ、オーストラリアと比較して英語のアクセントにクセがなく、誰もが聞き取りやすい英語です。
アメリカ英語に非常に近く、ネイティブでもその違いを聞き分けることが難しいほどですが、少し違う部分もあります。
- アメリカ英語にややイギリス英語が混ざっている
- スペルが少し違う
- 「a」と「z」の発音が違う
- アメリカ英語、イギリス英語とも違う表現をする単語もある
単語や発音がイギリス英語と同じことがあります。
たとえば単語のスペルで、アメリカでは「color」(色)と書きますが、カナダとイギリスは「colour」となります。
アメリカでは「favorite」(お気に入り)ですが、カナダとイギリスは「favourite 」になるなど微妙な違いがあるんです。
発音については、アメリカ英語で「a」、アの音は口を横に広げて発音しますが、カナダ英語では少し口をすぼめるのでオに近い音に聞こえます。
アメリカ英語で「z」は ジー と発音しますが、カナダでは ゼッドと発音します。
アメリカ英語、イギリス英語どちらとも違う表現をする言葉もあります。
アメリカ | カナダ | イギリス | |
公共トイレ | restroom | washroom | toilet |
運動靴 | sneakers | runners | trainers |
私たちが学んできたアメリカ英語との違いはあってもあまり気にすることはありません!
非常に聞き取りやすい英語である上に、ネイティブではない人の英語にも非常に寛容なので安心してコミュニケーションが取れます♪
カナダの語学学校
語学学校は、地域にもよりますが例えばトロントだと100以上もの学校があり、費用はC$1,200/月程度。
最長6ヶ月間就学できますが、費用がかかることや学校での勉強より仕事や友達付き合いを通して英語を身につける方が効果的と考える人も多いようです。
人種のるつぼであるカナダでは多民族が共存、多様性が受け入れられるため、カナダ人のみならず世界中から来ている人たちと知り合えるチャンスがあります!
オーストラリアでの過ごし方同様、積極的に生活したいものですね!
また、ケベック州ではフランス語を使用しています。
もし、すでに英語の上級者でもう一言語…と考えている方がいれば、ケベック州に住んでみるのも良さそうです♪
オーストラリアもカナダも魅力がいっぱい!
外国で暮らしながら就労・就学・旅行ができてしまう魅力的なワーキングホリデー。
その渡航先としてオススメの大自然に囲まれて暮らせるオーストラリアとカナダについての魅力や違いが伝わりましたでしょうか♪?
私の友人で英語が本当に苦手な子がワーホリでオーストラリアへ行ったのですが、滞在中にそれなりに英語でコミュニケーションが取れるようになり、サーフィンを趣味にして帰って来ましたよ!
本当にかけがえのない時間だったと話していました。
私もこの記事をまとめながら、改めてオーストラリア・カナダに行きたくなってしまいました!!
今、ワーホリを検討されている方がいましたら、ぜひこの2カ国も候補に入れてみてくださいね♪
ワーホリ関連記事はこちらです♪
カナダワーホリのビザ申請方法と注意点【オーストラリアと比較!】
ワーホリでカナダに行く費用は?総額も内訳もまるっと解説します!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!