ワーホリ(ワーキングホリデー)を行う国として人気が高いカナダ。
毎年約6,500人がワーホリでカナダに行っています。
そんなワーホリも、ワーホリビザを申請しなければ利用することができません。
そこで今回は、カナダでワーホリをするための、ビザの申請方法と注意点を詳しくご紹介します。
ワーホリビザを申請するために、いくつかのステップと注意点も分かりやすく説明しています。
充実したワーホリにするためにぜひ参考にしてみてくださいね。
カナダでワーホリをする魅力!
観光・勉強・仕事が自由にできるワーホリ。
ワーホリをカナダですると、とても充実した日々を過ごすことができます。
なぜなら、カナダには魅力がたくさんあるからです♪
- 旅行がしやすい
- ボランティアができる
- スポーツ観戦や体験ができる
- アウトドアが充実している
面積が広いカナダは、国内だけでも観光する場所はたくさんあります。
アメリカにも近いため、国内外問わず様々な場所に遊びに行けますよ。
そしてボランティアやスポーツが充実している国なので、日本にいるだけでは経験できない数多くのことを経験できるのも魅力的ですよね。
そもそも、ワーホリビザとは?
ワーキングホリデーを行うには、ビザの取得が必要となります。
それが、ワーホリ(ワーキングホリデー)ビザです。
※この記事ではワーホリビザと統一します。
ワーホリビザを取得すると、いろんなことができるんです♪
海外に滞在するには、留学ビザや就労ビザといったビザを取得する必要があります。
ビザの種類 | 用途 |
留学ビザ | 勉強が目的(アルバイトは禁止されている) |
ワーホリビザ | 仕事・勉強・観光が自由にできる |
就労ビザ | 働くことが目的(1つの仕事しかできない) |
この表を見るとわかりますが、ビザによって目的や制限が違うんです。
ワーホリビザの一番の魅力は、やりたいことが自由にできること。
働いてもよし!観光もよし!学校に通うもよし!
ビザの名前にホリデーがつくだけあって、休暇目的で利用する人も多いですよ。
そのような魅力がつまったワーホリビザは、取得方法や内容が国によって違います。
そこでここから、カナダのワーホリビザについて掘り下げていきます!
カナダのワーホリビザを申請するには?
カナダのワーホリビザの申請には、いくつかの条件やステップがあります。
ワーホリビザ申請の募集要項
対象年齢 | 18歳~30歳(申請時) |
定員 | 6,500人/年 |
滞在可能期間 | 最長1年 |
参加費用 | 335カナダドル(約3万円) |
このように、カナダのワーホリビザを取得するには様々な条件があります。
毎年6,500人申請できますが、10月くらいには定員に達することが多いので注意してくださいね!
ワーホリビザの申請方法
カナダのワーホリビザは、全てオンラインでの申請が可能です。
便利でありがたいですよね!
カナダのワーホリビザを申請する一連の流れは、このような感じです。
- My CICアカウントの作成
- IEC申請
- 招待レターの対応
- Work Permitの申請
- バイオメトリクスの登録
- ビザの発給
1つずつ見ていきましょう!
ステップ① My CICアカウントの作成
ビザを申請するためには、My CICアカウントを作成しなければ始まりません。
まずはMy CICアカウントを作成することから取りかかりましょう!
1.以下をクリックして申請ページにアクセス
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/account.html
2. 「Sign in with GCkey」をクリック
3. 「Sign up」をクリックし、ユーザー名・パスワード・セキュリティー質問を作成
ユーザー名:8~16文字(数字は7文字まで)
パスワード:8~16文字(大文字・小文字・数字含む)
セキュリティー質問:答えが明らかな質問を選ぶと忘れにくいですよ!
これで、My CICアカウントの完成です。
ステップ② IEC申請
My CICアカウントができたら、My CICにログインして申請手続きに進みましょう。
パーソナルコードは入力しなくてOKです!
1.Eligibilityの確認
My CICにログインしたら、まずはEligibilityの確認作業からです。
Eligibilityの確認作業をすることで、カナダのワーホリビザの申請を受けられるかどうかが決まります。
各質問に答えましょう。
ややこしい質問の答え方を教えるね!
- Do you have a letter proving one of those organizations will help you plan your trip or find work in Canada? (カナダでの就職先が予め手配されているか?) → Noを選択
- Do you plan to do a work placement or internship in Canada as part of your studies? (就労経験を受けたり、インターンシップをする予定はあるか?) → Noを選択
- Do you have a signed letter of offer, contract of employment, or internship agreement from an employer in Canada? (カナダの雇用主と、就労やインターンシップの同意書を交わしていないか?) → Noを選択
回答後、「Continue」をクリックすると入力完了です!
2.eService情報の入力
Eligibilityの確認が終わり申請可能だと判断されると、eServiceに進みます。
このページがビザ申請の応募フォームです。
各項目に情報を入力していきましょう。
入力する項目 | 記入内容 |
Personal details(個人情報) | 名前やパスポート番号など |
Contact details(連絡先の情報) | 連絡用のメールアドレスなど |
Work and education details(勤務先・学歴の情報) | 勤務先と最終学歴 |
Application details(応募の確認) | 応募していいかの確認なので「Yes」を選びましょう |
これで仮申請は完了です!!
ここまで理解できましたか?
ここまでが第一段階の仮申請となります。
ステップ③ 招待レターの対応
申請が完了してしばらくすると、招待レターのメールが届きます。
このメールが届くと、ワーホリビザの申請が実際に行えるようになりますよ。
ビザの申請を受けると決めたら、「start application」をクリックしましょう。
このボタンをクリックすることで、本申請に進めます!
迷惑メールとして処理されるかもしれないから注意が必要です。
My CICでも確認できるので、定期的にログインしてチェックしておきましょう。
招待レターを受け取ってから10日以内に「start application」をクリックしなければなりません。
期限を過ぎるとビザの申請ができなくなります。
ステップ④ Work Permit の申請
Work Permitの申請は「start application」をクリックしてから20日以内にしなければなりません。
期限が過ぎないように気をつけてくださいね!
1.必要項目に情報を入力
ビザを申請するために必要となる情報を入力します。
基本的にIEC申請時の「eService」の項目と同じですが、より詳しい情報の登録が必要です。
入力する項目 | 記入内容 |
Personal Details(個人情報) | 婚姻情報、過去にカナダでのビザ申請の有無 |
Contact Details(連絡先の情報) | 現住所(海外在住でも日本の本拠地を記入) |
Work and education details(勤務先・学歴の情報) | 過去10年分の職歴 |
Application details(申請適合性) | 質問には基本、Noと回答(犯罪歴などの質問のため) |
全ての質問に回答したら、「Continue」を押して書類のアップロードに進みましょう!
2.書類のアップロード
ここまでお疲れさまでした。もうひと踏ん張りで申請完了ですよ!
以下の書類を作成し、「Upload File」をクリックしてアップロードしてください。
- 家族構成フォーム(指定のフォーム)
- 英文の履歴書
- 証明写真
- パスポートのコピー
アップロードが終わると、署名をして支払いのページに移動します。
クレジットカードでの支払いとなるので、クレジットカードも用意しておきましょう。
ステップ⑤ バイオメトリクスの登録
2019年度から、指紋の提出が義務付けられました。
それが、バイオメトリクス(指紋認証)の登録です。
バイオメトリクスの登録は、登録指示レターが届いてから30日以内が期限です。
そしてこちらは、カナダビザ申請サービスセンターで登録しなければなりません。
でもこのセンター、東京にしかないんです…。
遠方にいる人にとっては不便でたまりませんよね。
しかし一度登録すると、10年使える優れものです!
観光がてら登録しに行ってくださいね。
ステップ⑥ ビザ発給
ここまでの作業が終わると、晴れてビザの申請は完了です!
あとはワーホリビザの許可がおりるのを待つだけ♪
許可がおりると、その旨の通知が届きます。
通知が届いたら、My CICのオンライン申請の画面から許可証をダウンロードしましょう。
この許可証をプリントアウトして入国時に提出することで、カナダワーホリビザが発給されるので絶対に無くさないでくださいね!
直前にダウンロードしようとしてうまくログインできず、危ない状況になった友達もいました。
許可の通知が届いたら、すぐにダウンロードしておくことをおすすめします。
ワーホリビザの仮申請から発給まで、最長3ヵ月かかります。
早め早めの行動がおすすめです!
ワーホリビザ申請時の注意点!
カナダのワーホリビザの申請方法はご理解いただけましたか?
ここからは、気にかけておきたい注意点をお伝えします。
- それぞれの期限の確認!
- 入力ミスがないように!
- 許可が下りてから1年以内の渡航が義務!
- ビザの申請は1ヵ国につき1度きり!
1つずつ見ていきましょう。
①それぞれの期限の確認!
ビザの申請方法をご説明しているときにもお伝えしましたが、各作業には期限があります。
しなければならないこと | 日数 | いつから |
「start application」をクリック | 10日以内 | 招待レターが届いてから |
Work Permit申請 | 20日以内 | 「start application」をクリックしてから |
バイオメトリクス(指紋認証)の登録 | 30日以内 | 登録指示レターが届いてから |
My CICでも期限は確認できるので、こまめにログインして確認することをおすすめします。
②入力ミスがないように!
オンライン申請は家で終わらせることができるのでラクですよね。
しかし、タイプミスが発生しやすいデメリットもあります。
スペルが間違っていないか、入念に確認してください。
自分でするのは難しいという場合は、エージェントにビザの申請を代行してもらうこともできますよ。
様々な方法で、入力ミスを防ぎましょう。
③許可が下りてから1年以内の渡航が義務!
ワーホリの期間は1年というのは冒頭でご説明しました。
ワーホリビザの許可が下りてから、実際にワーホリを行うまでの期間も1年以内と決まっているんです。
明確な日にちが決まっていないうちに申請することもできますが、申請してから1年以内に渡航するという意識は持っておかないともったいないですよ。
なぜもったいないかは、次の④で説明します。
年間発給数が6,500と決まっているので、早めに申請する意識ももちろん大切です。
④ビザの申請は1ヵ国につき1度きり!
ワーホリビザは、1ヵ国につき1度しか発給してもらえません。
カナダのワーホリビザの許可が下りると、「ワーホリを実施した・していない」に関係なく、その後はカナダでワーホリができなくなるんです。
一度許可が下りるとキャンセルもできないんです…。
ビザを申請したら、どうにかして1年以内に行かないともったいないです。
仮申請まではキャンセルができるので、1年以内に行けそうかよく考えてから進めてくださいね。
ビザを申請してワーホリを利用しよう!
カナダにワーホリで行くには、ワーホリビザの申請が必須です。
英語での申請となるので難しく感じるかもしれませんが、流れを掴んで取り組んでみてください。
- My CICアカウントの作成
- IEC申請
- 招待レターの対応
- Work Permitの申請
- バイオメトリクスの登録
- ビザの発給
- それぞれの期限の確認!
- 入力ミスがないように!
- 許可が下りてから1年以内の渡航が義務!
- ビザの申請は1ヵ国につき1度きり!
ワーホリをするには、期間やお金などの調整をする大変さもあります。
しかし、海外で自由に過ごす時間なんてなかなか作れるものではありません。
可能な限り、ワーホリに行くことをおすすめします!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ワーホリでカナダに行った友達は、ホッケーの試合を見たりナイアガラの滝に行ったり、いろんなことをしてました!
住みやすい国でもあるから大満足のワーホリになったみたい!