スペインって、「情熱の国」なんて言われていて、一度行ってみたいなと思う方も多いと思います。
それに、いろいろな魅力のある国です。
スペイン語を勉強したいとか、スペイン料理の修行に行きたい、スペインワインの勉強をしたい、そんな様々な夢をスペインのワーキングホリデーで叶えられたら素敵ですよね。
「でも、スペインのワーホリについてもっと良く知りたいなあ」、「スペインワーホリの準備ってどんなことが必要なんだろう」と思われている読者様へ。
今回は、スペインのワーキングホリデーの魅力と、必要な準備について、解説していきます!
目次
ワーキングホリデーでスペインに行けるの?!
ワーキングホリデー制度を利用して、スペインに行けるようになったのは、2017年の4月からです。
年間500名に限り、この制度を利用してスペインに行っています。
ワーキングホリデービザとは、日本政府とスペイン政府との間の協定によって、ワーキングホリデー制度の参加者として有効なビザを所持する日本の国民に対し、入国から1年間の滞在許可と旅行費を補うために、必要な限りにおいてスペイン国の法令に従って就労することを認めるためのビザです。
ワーキングホリデー制度は、行く国や地域によって行ける基準や手続きが違います。
スペインのワーキングホリデーの申請条件については、またあとで説明しますね。
ワーキングホリデーでスペインに行く魅力は?!
世界遺産
スペインには世界遺産がたくさんあります!
世界遺産の数は世界で3番目に多く、文化遺産が42件、自然遺産が4件、複合遺産が2件で、合計48件あります。
世界遺産巡りも楽しそうですね!
スペイン語が学べる
スペイン語を公用語としている国と地域は、スペインだけではなく、ブラジルを除くメキシコ以南のラテン・アメリカ諸国、カリブ海地域、アフリカの一部と、合計で世界に21か所もあります。
国際連合においては、英語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語と並ぶ6つの公用語の1つです。
生きたスペイン語を学びたいなら、スペインで学べば間違いありませんね!
スペイン料理
ミシュランの星を獲得したレストランも数多くありますが、スペインの食の魅力はなんと言っても「タパス」です。
タパスとは、スペイン語で蓋の意味ですが、いろいろ転じて小皿に盛られるちょっとした料理を意味するようになりました。
バルというコーヒースタンド兼、軽食屋兼、ショットバーといったかたちのお店が至る所にあります。
個々のお店で独自の様々なタパスが並んでいます。
タパスの食べ歩きや、タパスや豊富な食材といったスペインの食文化を学びに行くのも魅力の一つですね!
サッカー観戦
スペインと聞いてまずサッカーを思い浮かべる方も多いと思います。
日本人もスペインのサッカーチームに所属していますし、なんといっても強いイメージ!
そして、リーグの盛り上がりがすごいイメージ!
スペインにワーキングホリデーで行って、現地で友達を作ってみんなでサッカー観戦!というのも面白いですよね。
ビザが通りやすい
ワーキングホリデーで人気の国といえば、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドです。
治安も良く、賃金も高く、渡航者数が多い分、情報量も多いです。
その分、スペインは2017年からワーキングホリデー制度が始まっているため、まだ情報量も少ないです。
そのため、ワーキングホリデーの行き先としてスペインを選ぶ人も少ないので、ビザがおりやすいようです。
ワーキングホリデーでスペインに行くための費用と準備とは?!
ワーキングホリデーでスペインに行くと決めたなら、正直気になるのはお金の問題と準備ですよね。
スペインに行くにはどれくらい費用がかかるのか、どのような準備が必要かまとめてみました!
渡航前に必要な費用、準備
渡航するにあたり、まずはビザの申請です。
ワーキングホリデー制度を利用してスペインに行ける者は、ワーキングホリデー査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であり、日本国籍を持っていることがまず条件になります。
また、子どもや被扶養者を同伴しないこと、滞在の当初に必要な費用を所持すること、健康なこと、行き帰りの旅券を準備することなどが基準になります。
ビザの申請には、申請者本人が大使館に出向き、書類を提出することが必要です。
大使館は、平日の9:00~12:30の間しかやっていないため、この時間に行きましょう。
予約も不要ですし、申請費用は無料ですが、NIE番号という個人認識番号の申請費として1,288円が必要です。
ただし、出発希望日の90日以上前の申請はできません。
しかし、ビザの申請にはスペイン外務省の許可がなければ発給されませんので、約2か月前に申請することをお勧めします。
ビザの申請用紙は、スペイン大使館のホームページでもダウンロードできます。
また、航空券が約1万円、ワーキングホリデー保険が約15万円です。
語学学校は、3か月通う場合で約30万円、滞在費も、ホームステイをするかピソと呼ばれる共同アパートに暮らすかでも違いますが、約60万円かかります。
おおまかに見積もると、一年間で135万円は用意しておいたほうがよいでしょう。
スペインの治安について
スペインは、一昔前までヨーロッパの中でも治安が不安視されていた国ですが、近年は改善されてきています。
しかし、観光客を狙った犯罪として、スリや置き引きによる被害は少なくありません。
渡航するにあたり、「ズボンの後ろのポケットに財布を入れない」とか、「鞄をなるべく小さ目の物にして、上からコートを羽織る」、「鞄を開けっぱなしにしない」などの対策はきちんとしておきましょう。
そして、万が一のために「ワーキングホリデー保険」には加入しておきましょうね。
スペインでの就労について
スペインでは、近年、若者の失業率が大きな問題となっています。
そのため、ある程度スペイン語が話せる、とか、英語が堪能であれば、仕事を見つけることも難しくないでしょう。
また、寿司が握れるとか、蕎麦が打てるなど、専門的な日本食の技術があれば、現地の日本食レストランで働くことも可能でしょう。
そして不法労働にならないよう、現地の雇い主ときちんとした雇用契約を結び、契約の確認をしましょう。
最悪の場合、罰金だけでなく、強制的に日本に帰国させられます。
できれば、日本にいる間にインターネットで仕事先をきちんと決めておくとか、日本にいる間にスペイン語を勉強しておく、というのが一番良いのかもしれません。
こちらの記事では、短期で英語力を上げる英会話スクールやオンライン英会話についても書いています。
ワーキングホリデー前に英語力を伸ばしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワーキングホリデーで「情熱の国」スペインの魅力を堪能しよう!
治安や就労のことで、スペインへの渡航は難しいかも!と思ってしまった方もいるかもしれません。
ですが、スペインには魅力的な世界遺産や食べ物があり、なんといってもスペイン人の魅力を肌で感じてみるというのもいいかもしれません。
陽気な人が多く、そして家族思いです。
ホームステイをして、現地の人と深く接し、生活様式を学ぶだけでも、自分の価値観が変わるかもしれません。
また、コミュニケーションを非常に大切にするお国柄なので、個人の意見をきちんと持ち、自分の意見を尊重し、主張することが身につくでしょう。
スペインで、なかなか仕事が決まらなくても「自分はこういうことができる!」「自分はこういう人間だ!」「ここで働きたいんだ!」という明確な意思表示をしましょう。
情熱が伝われば、失業率がいくら高くても仕事は見つかります。
粘り強く、根気よく、情熱的に、スペインを堪能してみてください!
「情熱の国スペイン」で、自分も変われるかも!という期待を胸に、出発してみてくださいね!
こちらの記事では、ワーホリの準備の詳細やワーホリでの仕事探しについて解説していますので、ぜひ併せてお読みください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。